[6566] 要興業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社要興業及び連結子会社株式会社ヨドセイにより構成され、東京23区を中心に産業廃棄物や一般廃棄物の収集運搬・処分、リサイクルを中核とした事業を行っています。環境保全と循環型社会に貢献することを企業理念とし、適正な廃棄物処理と資源リサイクルを推進しています。

事業セグメント

  • 収集運搬・処分事業: 東京23区内の事業所から発生する産業廃棄物と事業系一般廃棄物の収集運搬・処分を行い、8,100か所以上の排出現場を定期的に回収しています。自社開発の配車ソフトを活用し、効率的な運搬を実現しています。
  • リサイクル事業: リサイクルセンターで古紙、ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等を選別、破砕、圧縮、梱包し、再資源化品を業者に売却しています。資源物の質・量を安定的に取扱い、高値での売却を可能にしています。
  • 行政受託事業: 東京23区からの依頼により、不燃ごみや容器包装ごみをリサイクルセンターで資源化処理し、家庭から排出される一般廃棄物を行政の処理施設に運搬しています。行政との取引実績を積み上げ、他自治体への発展拡大も見込まれています。

事業の特徴・強み

  • 当社は、廃棄物処理法の遵守を徹底し、法令で定められた事務処理を簡略化するシステムを開発しています。これにより、コンプライアンス重視の排出事業者との結びつきを強め、適正な価格での廃棄物処理委託契約を維持し、収益の安定化を図っています。

今後の展開・方針

廃棄物の減量及びリサイクルを推進し、最終処分場に持ち込む廃棄物の減容を図ります。また、行政との取引実績を活かし、他自治体への事業拡大を目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、廃棄物処理施設の増強、各処理工程の機能充実・強化、リサイクルに対する高い需要対応を目的とした設備投資を継続的に実施しています。過去数年間にわたり、リサイクルセンターの建設や増設、収集車両のリース契約、土地取得などを通じて生産能力を増強し、効率的な廃棄物処理体制を整備してきました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2018-03-31 (1,565,245千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 板橋リサイクルセンターの建築及び設備、収集車両の新規リース契約、足立区入谷駐車場用地の取得
  • 2019-03-31 (1,175,557千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鹿浜リサイクルセンターの増設工事、収集車両の新規リース契約、足立区入谷駐車場用地の取得
  • 2020-03-31 (1,015,118千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 収集車両の新規リース契約、鹿浜リサイクルセンターの増設工事、社員寮の取得
  • 2021-03-31 (614,680千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 収集車両の新規リース契約等の購入、鹿浜リサイクルセンターの既存建物建替え工事
  • 2022-03-31 (713,948千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 収集車両の新規リース契約等の購入、鹿浜リサイクルセンターの既存建物建替え工事、入谷第2駐車場隣地取得
  • 2023-03-31 (559,373千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 収集車両の新規リース契約及び購入、鹿浜リサイクルセンター隣地取得
  • 2024-03-31 (1,094,287千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 収集車両の新規リース契約及び購入、千住リサイクルセンター隣地土地・建物及び設備取得、鹿浜リサイクルセンター容包プラ選別圧縮設備
  • 2025-03-31 (1,138,236千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 新規収集車両の購入及びリース契約、駐車場土地取得、入谷リサイクルセンタースチロール破砕機工事、城南島リサイクルセンター破袋機及び搬送ライン入替工事、千住リサイクルセンター容器包装/製品プラ選別・圧縮・梱包設備

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ