[6627] テラプローブ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、世界有数のOSAT企業であるPowertech Technology Inc.の一員として、半導体製造工程におけるウエハテスト及びファイナルテスト受託を主たる業務としています。

事業セグメント

  • ウエハテスト: ウエハ状態で半導体チップの電気特性を検査し、良品・不良品の判別を行います。プローブと呼ばれる探針を用いて、半導体回路が設計どおりに機能しているかを検査します。
  • ファイナルテスト: 組立終了後のパッケージ状態で半導体が設計どおりに機能するかを検査し、最終製品の外観異常の有無も確認します。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 蓄積したノウハウを活用したプログラム開発やプローブカード設計の受託、デバイスの評価から量産までの一貫サポート、及びテスト効率向上の提案により、顧客のウエハテストのコスト低減に貢献しています。
  • 自動車産業向け品質マネジメントシステム(IATF16949)の認証を取得し、日本と台湾の両拠点で高品質が要求される車載半導体のテスト受託を強化しています。
  • PTIやその他OSAT企業との連携により、後工程まで含めたターンキーサービスによるソリューションを提供しています。

今後の展開・方針

顧客の様々なニーズに対応する技術力と柔軟性を維持しつつ、国内外の半導体メーカーやファブレスからの受託業務を拡大し、特に車載半導体のテスト受託を強化していきます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主にテスト受託能力の増強と新規テスト受託に伴う設備投資を継続的に実施。メモリ事業とシステムLSI事業における設備取得が中心であり、特定の年度には事業譲渡も行われた。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (6,065,810千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴うテスト装置導入。メモリ事業とシステムLSI事業での設備取得。
  • 2016-03-31 (5,469,081千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴うテスト装置導入。メモリ事業とシステムLSI事業での設備取得。
  • 2017-03-31 (12,138,793千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴うテスト装置導入。メモリ事業とシステムLSI事業での設備取得。
  • 2017-12-31 (13,895,717千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴うテスト装置導入。メモリ事業とシステムLSI事業での設備取得。
  • 2018-12-31 (17,639,140千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴うテスト装置導入。マイクロンメモリ ジャパン株式会社向け半導体テストサービス事業の譲渡。
  • 2019-12-31 (5,330,664千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴うテスト装置導入。
  • 2020-12-31 (6,912,928千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴う検査装置導入。
  • 2021-12-31 (9,535,112千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴う検査装置導入。
  • 2022-12-31 (14,277,315千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴う検査装置導入。
  • 2023-12-31 (11,937,330千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴う検査装置導入。
  • 2024-12-31 (16,468,861千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テスト受託能力増強及び新規テスト受託に伴う検査装置導入。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ