[6632] JVCケンウッド の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、モビリティ&テレマティクスサービス、セーフティ&セキュリティ、エンタテインメントソリューションズの各分野における製造・販売を主要な事業とし、関連会社と共に事業を展開しています。

事業セグメント

  • モビリティ&テレマティクスサービス分野: カーAVシステム、カーナビゲーションシステム、ドライブレコーダー、車載用デバイス、テレマティクスソリューションの製造・販売を行っています。
  • セーフティ&セキュリティ分野: 業務用無線機器、アマチュア無線機器、業務用映像監視機器、業務用オーディオ機器、医用画像表示モニターの製造・販売を行っています。
  • エンタテインメントソリューションズ分野: プロジェクター、ヘッドホン、ホームオーディオ、ポータブル電源、業務用ビデオカメラ、CD/DVDの受託ビジネス、製造、オーディオ・ビデオソフト・配信等のコンテンツの製造・販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外に広がる関連会社との連携により、多様な製品の製造・販売を可能にしています。

今後の展開・方針

今後も各分野における製品の開発と販売を強化し、グローバルな市場での競争力を高めることを目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、企業は主に生産能力の増強を目的として、オートモーティブ、パブリックサービス、メディアサービス、モビリティ&テレマティクスサービス、セーフティ&セキュリティ、エンタテインメント ソリューションズ分野において設備投資を行ってきました。これにより、カーAVシステム、カーナビゲーションシステム、無線機器、ビデオカメラ、プロジェクターなどの生産設備の拡充と更新を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (53億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: カーエレクトロニクス、プロフェッショナルシステム、光学&オーディオ、ソフト&エンターテインメントの各セグメントでの生産設備の拡充更新
  • 2016-03-31 (92億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: オートモーティブ、パブリックサービス、メディアサービス分野での生産設備の拡充更新
  • 2017-03-31 (90億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: オートモーティブ、パブリックサービス、メディアサービス分野での生産設備の拡充更新
  • 2019-03-31 (87億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: オートモーティブ、パブリックサービス、メディアサービス分野での生産設備の拡充更新
  • 2020-03-31 (118億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: オートモーティブ、パブリックサービス、メディアサービス分野での生産設備の拡充更新
  • 2021-03-31 (102億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: オートモーティブ、パブリックサービス、メディアサービス分野での生産設備の拡充更新
  • 2022-03-31 (123億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: モビリティ&テレマティクスサービス、パブリックサービス、メディアサービス分野での生産設備の拡充更新
  • 2023-03-31 (114億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: モビリティ&テレマティクスサービス、パブリックサービス、メディアサービス分野での生産設備の拡充更新
  • 2024-03-31 (170億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: モビリティ&テレマティクスサービス、セーフティ&セキュリティ、エンタテインメント ソリューションズ分野での生産設備の拡充更新
  • 2025-03-31 (181億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: モビリティ&テレマティクスサービス、セーフティ&セキュリティ、エンタテインメント ソリューションズ分野での生産設備の拡充更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ