[6663] 太洋テクノレックス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電子基板、基板検査機、鏡面研磨機、産業機械等の製造及び販売を主たる業務としています。

事業セグメント

  • 電子基板事業: FPCの製造・販売を主に行い、短納期・少量生産に対応可能な生産工程管理体制を構築しています。スマートフォン、デジタルカメラ、車載機器等に採用されています。
  • テストシステム事業: 基板検査機の製造及び販売を行い、通電検査機と外観検査機を提供しています。
  • 鏡面研磨機事業: グラビア製版用の製版ロールやアルミニウム圧延ロール等の表面を超鏡面仕上げする円筒鏡面研磨機を製造・販売しています。
  • 産機システム事業: 産業用ロボットのシステムインテグレーションサービスを展開し、各種産業機械の製造及び販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 和歌山県の地場産業である捺染産業向けの技術を応用し、FPCの製造技術を発展させています。
  • 短納期・少量生産に対応可能な生産工程管理体制を構築し、ノウハウを蓄積しています。
  • FPCの極薄化、高耐熱性をはじめとした次世代技術力を追求し、顧客の高難度ニーズに応えています。

今後の展開・方針

今後も技術力を強化し、顧客のニーズに応える製品開発を進めていきます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間の設備投資は主に電子基板事業を中心に行われ、生産能力の増強を目的とした機械装置への投資が多く見られる。近年では、業務効率化を目的とした投資も行われており、全社資産への投資も増加している。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-20 (57,597千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鏡面研磨機事業における機械装置に24,569千円、電子基板事業における機械装置等に22,240千円を投資
  • 2015-12-20 (228,614千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子基板事業における機械装置等に220,155千円を投資
  • 2016-12-20 (134,112千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子基板事業における機械装置等に122,131千円を投資
  • 2017-12-20 (63,735千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鏡面研磨機事業における機械装置等に50,368千円を投資
  • 2018-12-20 (65,953千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子基板事業における機械装置に47,169千円を投資
  • 2019-12-20 (80,321千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子基板事業における機械装置に36,959千円を投資
  • 2020-12-20 (160,454千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子基板事業における機械装置に119,730千円を投資
  • 2021-12-20 (53,697千円)
    目的: 効率化
    詳細: 全社資産における工具、器具及び備品等に32,134千円、電子基板事業における機械装置等に20,414千円を投資
  • 2022-12-20 (165,975千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子基板事業における機械装置等に86,164千円、全社資産における無形固定資産等に67,586千円を投資
  • 2023-12-20 (206,824千円)
    目的: 効率化
    詳細: 電子基板事業における次世代電子基板への対応及び生産効率の向上を図るため機械装置等に152,511千円、全社資産における業務効率化を目的とした生産管理及び販売管理システムの統合のため無形固定資産等に47,956千円を投資
  • 2024-12-20 (150,750千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子基板事業における次世代電子基板への対応及び生産効率の向上を図るため機械装置等に126,988千円を投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ