[6677] エスケーエレクトロニクス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、大型フォトマスクの設計・製造・販売を主な事業内容としており、連結子会社と共に事業を展開しています。

事業セグメント

  • 大型フォトマスク事業: スマートフォンやパソコン、薄型テレビ等に使用される液晶パネルや有機ELパネルの製造過程で必要なフォトマスクの設計・製造・販売を行っています。フォトマスクは、液晶や有機ELの制御回路及び色を表現するカラーフィルターのパターンを基板に転写するために使われる原版で、量産や新製品の開発、製造ラインの新設の際に必要です。
  • ソリューション事業: RFID分野、ヘルスケア分野に取り組み、それぞれの製品の設計・製造・販売を行っています。RFIDは、ICタグとRFIDリーダーの間で電磁波や電波を送受信し、非接触でICタグの情報を読んだり書き換えたりするシステムの総称です。

事業の特徴・強み

  • 大型フォトマスクの設計・製造・販売における専門性と、RFIDやヘルスケア分野におけるソリューション提供能力。

今後の展開・方針

今後も大型フォトマスク事業とソリューション事業を中心に、各分野での製品設計・製造・販売を強化し、新製品の開発や製造ラインの新設に対応していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に大型フォトマスクの生産能力拡大や高精細化、生産性向上を目的とした設備投資を継続的に行っている。これにより、生産能力の強化と技術の高度化を推進している。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-09-30 (16億46百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場及び連結子会社における大型フォトマスクの生産能力拡大や高精細化に係る設備投資
  • 2015-09-30 (13億53百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場及び連結子会社における大型フォトマスクの生産能力拡大や高精細化に係る設備投資
  • 2016-09-30 (8億7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの生産能力拡大や高精細化に係る設備投資
  • 2017-09-30 (65億10百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの生産能力拡大や高精細化に係る設備投資
  • 2018-09-30 (18億10百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの生産能力拡大や高精細化に係る設備投資
  • 2019-09-30 (5,385百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの高精細化や生産性向上に係る設備投資
  • 2020-09-30 (3,490百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの高精細化や生産性向上に係る設備投資
  • 2021-09-30 (1,529百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの高精細化や生産性向上に係る設備投資
  • 2022-09-30 (4,552百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの高精細化や生産性向上に係る設備投資
  • 2023-09-30 (1,121百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの高精細化や生産性向上に係る設備投資
  • 2024-09-30 (3,360百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大型フォトマスクの高精細化や生産性向上に係る設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ