[6752] パナソニック ホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、総合エレクトロニクスメーカーとして、国内外のグループ各社との緊密な連携のもとに、開発・生産・販売・サービス活動を展開しています。

事業セグメント

  • くらし事業: 電気機械器具の製品範囲に含まれる事業セグメントの一つ。
  • オートモーティブ: 電気機械器具の製品範囲に含まれる事業セグメントの一つ。2024年12月2日にパナソニック オートモーティブシステムズ㈱の株式譲渡が完了し非連結化。
  • コネクト: 電気機械器具の製品範囲に含まれる事業セグメントの一つ。
  • インダストリー: 電気機械器具の製品範囲に含まれる事業セグメントの一つ。
  • エナジー: 電気機械器具の製品範囲に含まれる事業セグメントの一つ。

事業の特徴・強み

  • 国内外のグループ各社との緊密な連携による総合エレクトロニクスメーカーとしての強み。

今後の展開・方針

2024年12月2日にオートモーティブ事業の非連結化を完了し、今後の事業展開を進める。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間、設備投資は家庭用電化機器、電材、B2Bソリューション、二次電池などの新製品生産及び増産、合理化に重点を置きつつ、北米の新工場建設や本社機能の強化も行っている。投資規模は年々増加しており、特に2024年以降は大幅な増加が見られる。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-03-31 (3,005億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 家庭用電化機器、映像・AV機器、電材、住設建材、太陽光発電システム、B2Bソリューション事業関連機器、二次電池の新製品生産及び増産、合理化、本社、地域統括等の設備更新
  • 2020-03-31 (2,689億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 家庭用電化機器、映像・AV機器、電材、住設建材、B2Bソリューション事業関連機器、二次電池、車載、インフォテインメント関連の新製品生産及び増産、合理化、本社、地域統括等の設備更新
  • 2021-03-31 (2,310億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 家庭用電化機器、映像・AV機器、電材、住設建材、B2Bソリューション事業関連機器、二次電池、車載機器、インフォテインメント関連の新製品生産及び合理化、販売部門・本社機能の強化、本社、地域統括等の設備更新
  • 2022-03-31 (2,371億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 家庭用電化機器、電材、ショーケースや業務用冷蔵庫、B2Bソリューション事業関連機器、電子部品、一次電池、二次電池の新製品生産及び増産、合理化、映像・AV機器、住設建材等の新製品生産及び増産
  • 2023-03-31 (3,091億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 家庭用電化機器、電材、ショーケースや業務用冷蔵庫、B2Bソリューション事業関連機器、電子部品、一次電池、二次電池の新製品生産、増産及び合理化、映像・AV機器、住設建材等の新製品生産、増産及び合理化
  • 2024-03-31 (5,680億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 家庭用電化機器、A2W、電材、ショーケースや業務用冷蔵庫、B2Bソリューション事業関連機器、電子部品、制御機器、一次電池、二次電池の新製品生産及び合理化、北米の新工場建設、映像・AV機器、住設建材等の新製品生産及び合理化、本社等の設備更新
  • 2025-03-31 (7,689億円)
    目的: 新規事業
    詳細: 家庭用電化機器、A2W、電材、ショーケースや業務用冷蔵庫、B2Bソリューション事業関連機器、電子部品、制御機器、一次電池、二次電池の新製品生産及び合理化、北米の新工場建設、映像・AV機器、住設建材等の新製品生産及び合理化、本社等の設備更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ