[6753] シャープ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売を主な事業内容としております。

事業セグメント

  • スマートライフ&エナジー: 冷蔵庫、過熱水蒸気オーブン、電子レンジ、小型調理機器、エアコン、洗濯機、掃除機、空気清浄機、扇風機、除湿機、電気暖房機器、プラズマクラスターイオン発生機、理美容機器、LED照明、電卓、電話機、ネットワーク制御ユニット、太陽電池、蓄電池、マスク、センサモジュール、オプトセンサ、オプトデバイス、CMOSイメージセンサ等を提供。
  • スマートオフィス: デジタル複合機、インフォメーションディスプレイ、業務プロジェクター、POSシステム機器、各種オプション・消耗品、オフィス関連ソリューション・サービス、各種ソフトウエア、パソコン等を提供。
  • ユニバーサルネットワーク: テレビ、ブルーレイディスクレコーダー、オーディオ、携帯電話機・スマートフォン、タブレット端末、ルーター、車載ワイヤレス機器等を提供。
  • ディスプレイデバイス: ディスプレイモジュール、車載カメラ等を提供。
  • エレクトロニックデバイス: カメラモジュール、ウエハファウンドリ、半導体レーザー等を提供。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、幅広い電気通信機器・電気機器及び電子応用機器の製造・販売を行っており、多様な製品ラインナップを有しています。

今後の展開・方針

詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載されています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、スマートフォンやタブレット向け液晶の需要に対応するための中小型液晶ラインや、有機ELディスプレイのパイロットライン、カメラモジュールの生産設備の拡充を中心に設備投資を行ってきた。特に、白山工場の取得や海外拠点での新工場建設を通じて、ディスプレイデバイスやエレクトロニックデバイスの生産能力を強化し、事業拡大を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (62,653百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: スマートフォンやタブレット端末向け液晶の需要に対応するため、中小型液晶ラインを中心に設備投資を実施。
  • 2016-03-31 (45,240百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: PCやタブレット向け中型液晶の事業拡大に向けた中小型液晶ラインの設備投資。
  • 2017-03-31 (77,733百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 有機ELディスプレイのパイロットラインなどの設備投資を実施。
  • 2018-03-31 (119,356百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 有機ELディスプレイのパイロットラインやカメラモジュールの生産ラインなどの設備投資を実施。
  • 2019-03-31 (55,996百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: カメラモジュールの生産ラインや有機ELディスプレイのパイロットラインなどの設備投資を実施。
  • 2020-03-31 (60,216百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: カメラモジュールの新機種対応や海外新拠点の工場建設への投資を実施。
  • 2021-03-31 (91,572百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 白山工場の取得やカメラモジュールの生産設備などの設備投資を実施。
  • 2022-03-31 (51,719百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: カメラモジュールの生産設備などの設備投資を実施。
  • 2023-03-31 (44,512百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: カメラモジュールの生産設備などの設備投資を実施。
  • 2024-03-31 (47,647百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ディスプレイデバイスの生産設備などの設備投資を実施。
  • 2025-03-31 (29,976百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アジア拠点における家電製品等の生産設備の拡充投資を実施。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ