[6754] アンリツ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電子計測器、食品・医薬品の品質保証システム、環境計測機器、デバイスの開発、製造、販売を主な事業とし、保守、サービス等を行うほか、不動産賃貸業を営んでいます。

事業セグメント

  • 通信計測: デジタル通信・IPネットワーク用測定器、光通信用測定器、移動通信用測定器、RF・マイクロ波・ミリ波帯汎用測定器、サービス・アシュアランスを提供。
  • PQA: 自動重量選別機、自動電子計量機、異物検出機、総合品質管理・制御システムを提供。
  • 環境計測: EV/電池向け試験装置、ローカル5G向け支援サービス、モニタリングソリューションを提供。
  • その他: センシング&デバイス、物流、厚生サービス、不動産賃貸、製造請負業務を含む。

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野における製品開発とグローバルな販売網を持つ。

今後の展開・方針

今後も各事業分野における製品開発とサービスの強化を図り、グローバル市場での競争力を高める。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、将来の持続的成長と収益向上を目的とし、長期的な成長が見込まれる製品分野に重点を置いた新製品開発や、省力化及び合理化のためのシステム関連投資を行っています。毎年、計測事業、PQA事業、デバイス事業、環境計測事業などで新製品開発や生産性向上、販売促進を目的とした戦略的な投資を継続的に実施しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-03-31 (2,436百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 計測事業での新製品開発と原価低減、PQA事業でのグローバル情報システムの最適化とプロセス改善、デバイス事業での生産能力増強と開発効率向上
  • 2020-03-31 (4,518百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 計測事業での新製品開発と原価低減、PQA事業でのグローバル情報システムの最適化とプロセス改善、デバイス事業での生産能力維持・増強と開発効率向上
  • 2021-03-31 (5,449百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 計測事業での新製品開発と原価低減、PQA事業でのグローバル情報システムの最適化とプロセス改善、デバイス事業での生産能力維持・増強
  • 2022-03-31 (5,658百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 通信計測事業での新製品開発と原価低減、PQA事業での生産性向上と販売促進、デバイス事業での生産能力維持・増強と老朽設備の更新
  • 2023-03-31 (5,369百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 通信計測事業での新製品開発と原価低減、郡山第二工場での新棟建設によるBCP対策と生産能力強化、PQA事業での生産性向上と研究開発効率向上、デバイス事業での生産能力維持・増強と老朽設備の更新
  • 2024-03-31 (4,167百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 通信計測事業での新製品開発と原価低減、PQA事業での生産性向上と販売促進、環境計測事業での新規市場参入と新製品開発および生産性向上、デバイス事業での生産能力維持・増強
  • 2025-03-31 (3,371百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 通信計測事業での新製品開発と原価低減、PQA事業での生産性向上と販売促進、環境計測事業での新規市場参入と新製品開発および生産性向上、建物の改修工事、デバイス事業での生産能力維持・増強

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ