[6755] 富士通ゼネラル の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社および連結子会社44社は、空調機、テックソリューションの両部門において、製品および部品の開発、製造、販売ならびにサービスの提供を主な事業としております。

事業セグメント

  • 空調機: ルームエアコン、パッケージエアコン、VRF(ビル用マルチエアコン)、ユニタリーエアコン、ATW(ヒートポンプ式温水暖房システム)、空調関連設備の設計・施工およびサービスメンテナンス、空調関連商品を提供。
  • テックソリューション: 消防システム、防災システム、外食産業向けソリューション、医療向け外来情報ソリューション、BPO・人材派遣、電子部品・ユニット製品、車載カメラの提供。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 情報通信システム分野において、富士通㈱との緊密な連携体制により開発、製造および販売を行っている。

今後の展開・方針

当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更し、事業の効率化と市場ニーズへの適応を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、事業拡大を目的として、開発・生産設備およびITシステムへの先行投資を継続的に行ってきました。空調機部門では、商品開発力や生産体制の強化を図り、情報通信・電子デバイス部門では生産設備の拡充を進めています。これにより、地域ごとのニーズや環境規制に対応しつつ、開発体制の革新や生産能力の増強を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (71億4千8百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 研究開発設備、生産設備の拡充。空調機部門では試験・研究設備、生産効率向上を目的とした生産設備に59億6千4百万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイス等の生産設備の拡充に11億3千2百万円の投資。
  • 2016-03-31 (50億3千7百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備への先行投資。空調機部門では試験・研究設備、事業拡大に向けた生産設備に42億7千3百万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイス等の生産設備の拡充に6億7千9百万円の投資。
  • 2017-03-31 (55億3千8百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備およびITシステムへの先行投資。空調機部門では研究開発設備、工場の能力増強・合理化のための生産設備に52億2千万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイス等の生産設備の拡充に2億9千7百万円の投資。
  • 2018-03-31 (63億5千8百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備およびITシステムへの先行投資。空調機部門では研究開発設備、生産能力増強、生産技術部門の連携のための投資に57億1千8百万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイス等の生産設備の拡充に4億8千8百万円の投資。
  • 2019-03-31 (8,378百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備およびITシステムへの先行投資。空調機部門では「イノベーション&コミュニケーションセンター」の建設、研究開発設備、生産能力増強に7,293百万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイスの生産設備およびITシステムに1,010百万円の投資。
  • 2020-03-31 (13,939百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備およびITシステムへの先行投資。空調機部門では「イノベーション&コミュニケーションセンター」およびFujitsu General (Thailand) Co.,Ltd.の新工場建屋の建設、開発・生産設備に13,315百万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイスの生産設備およびITシステムに457百万円の投資。
  • 2021-03-31 (8,729百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備およびITシステムへの先行投資。空調機部門では開発体制の強化、生産能力増強のための設備に7,981百万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイスの生産設備およびITシステムに616百万円の投資。
  • 2022-03-31 (8,201百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備およびITシステムへの先行投資。空調機部門では開発体制・商品力の強化、生産能力増強のための設備に7,491百万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイスの生産設備およびITシステムに616百万円の投資。
  • 2023-03-31 (8,217百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備およびITシステムへの先行投資。空調機部門では開発体制・商品力の強化、生産体制・能力拡充のための設備に7,205百万円、情報通信・電子デバイス部門ではパワーモジュール事業の生産設備およびITシステムに826百万円の投資。
  • 2024-03-31 (11,799百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備および基幹システム刷新に伴うIT関連への投資。空調機部門では開発体制・商品力の強化、生産体制・能力拡充のための設備に9,704百万円、情報通信・電子デバイス部門では電子デバイスの生産設備に1,678百万円の投資。
  • 2025-03-31 (7,656百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 開発・生産設備およびIT関連への投資。空調機部門では開発体制・商品力の強化、生産体制・能力拡充のための設備に6,407百万円、テックソリューション部門では電子デバイスの生産設備に1,057百万円の投資。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ