[6758] ソニーグループ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

ソニーは、ゲーム&ネットワークサービス、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス、イメージング&センシング・ソリューション、金融、その他の多岐にわたる事業を展開しています。各分野で製品やサービスを提供し、特にデジタルコンテンツ、ネットワークサービス、家庭用ゲーム機、音楽制作、映画製作、テレビ事業、オーディオ・ビデオ機器、イメージセンサー、保険、銀行業務などを行っています。

事業セグメント

  • ゲーム&ネットワークサービス: デジタルソフトウェア・アドオンコンテンツの制作・販売、ネットワークサービス事業及び家庭用ゲーム機の製造・販売を行っています。
  • 音楽: 音楽制作、音楽出版及び映像メディア・プラットフォーム事業を展開し、デジタル音楽の販売やアーティストのライブパフォーマンスを提供しています。
  • 映画: 映画製作、テレビ番組制作及びメディアネットワーク事業を行い、実写及びアニメーション映画作品の製作・配給を行っています。
  • エンタテインメント・テクノロジー&サービス: テレビ事業、オーディオ・ビデオ事業、静止画・動画カメラ事業、スマートフォン事業及びインターネット関連サービス事業を展開しています。
  • イメージング&センシング・ソリューション: イメージセンサー事業を中心に、各種製品を提供しています。
  • 金融: 日本における個人向け生命保険及び損害保険を主とする保険事業ならびに銀行業を展開しています。
  • その他: ディスク製造事業、記録メディア事業等の様々な事業活動を行っています。

事業の特徴・強み

  • ソニーの製品及びサービスは、各オペレーティング・セグメントにおいて固有のものであり、多様な事業分野での専門性と技術力を持っています。

今後の展開・方針

ソニーは、各事業分野において製品やサービスの提供を続け、特にイメージセンサーの供給やデジタルコンテンツの販売を強化する計画です。また、ストレージメディア事業の再編を通じて効率化を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

ソニーは、生産部門の合理化、品質向上、需要増大に伴う生産設備の増強を目的として、継続的に設備投資を行っている。特にイメージセンサーや新製品の生産設備に重点を置き、研究開発の強化も図っている。各年度の投資額は増加傾向にあり、特に音楽や映画分野への投資が顕著である。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2022-03-31 (697,240百万円)
    目的: 生産能力増強(生産設備の増強)、合理化、品質向上
    詳細: G&NS分野、EP&S分野及びI&SS分野でイメージセンサーや新製品の生産設備を中心に479,876百万円、音楽分野で129,442百万円、映画分野で23,563百万円、金融分野で41,404百万円、その他で22,955百万円
  • 2023-03-31 (809,569百万円)
    目的: 生産能力増強(生産設備の増強)、合理化、品質向上
    詳細: G&NS分野、ET&S分野及びI&SS分野でイメージセンサーや新製品の生産設備を中心に654,316百万円、音楽分野で51,817百万円、映画分野で34,839百万円、金融分野で42,520百万円、その他で26,077百万円
  • 2024-03-31 (882,611百万円)
    目的: 生産能力増強(生産設備の増強)、合理化、品質向上
    詳細: G&NS分野、ET&S分野及びI&SS分野でイメージセンサーや新製品の生産設備を中心に697,554百万円、音楽分野で67,112百万円、映画分野で63,391百万円、金融分野で22,880百万円、その他で31,674百万円
  • 2025-03-31 (867,755百万円)
    目的: 生産能力増強(生産設備の増強)、合理化、品質向上
    詳細: G&NS分野、ET&S分野及びI&SS分野でイメージセンサーや新製品の生産設備を中心に508,254百万円、音楽分野で191,326百万円、映画分野で61,290百万円、金融分野で37,969百万円、その他で68,916百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ