[6803] ティアック の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社及び子会社10社により構成され、音響機器、情報機器の開発及び製造販売を主たる事業として行っています。

事業セグメント

  • 音響機器事業: アナログレコードプレーヤー、SACDプレーヤー、ハイレゾリューションオーディオ再生機器、マルチトラックレコーダー、USBオーディオインターフェース、メモリーレコーダー/プレーヤーの開発及び製造販売を行っています。
  • 情報機器事業: トランスデューサー、データレコーダー、医用画像記録再生機器、機内エンターテインメント機器の開発及び製造販売を行っています。
  • EMS事業: 産業用光ドライブの開発及び製造販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、音響機器と情報機器の両分野での開発及び製造販売を行い、幅広い製品ラインアップを持っています。

今後の展開・方針

今後も音響機器及び情報機器の分野での技術革新と製品開発を進め、グローバル市場での競争力を強化していきます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、省力化、生産性の向上及び製品の信頼性向上を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。主に測定器や金型の更新を中心とした経常的な投資を行い、特に2023年度にはIFRS第16号「リース」適用下での新規リース契約に伴う使用権資産の増加が見られました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (423百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 測定器、金型等の更新を中心とした経常的な投資
  • 2019-03-31 (234百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 測定器、金型等の更新を中心とした経常的な投資
  • 2020-03-31 (277百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 測定器、金型等の更新を中心とした経常的な投資
  • 2021-03-31 (222百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 測定器、金型等の更新を中心とした経常的な投資
  • 2022-03-31 (177百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 測定器、金型等の更新を中心とした経常的な投資
  • 2023-03-31 (1,216百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 測定器、金型等の更新を中心とした経常的な投資。IFRS第16号「リース」適用下における新規リース契約に伴う使用権資産の増加分1,027百万円を含む
  • 2024-03-31 (439百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 測定器、金型等の更新を中心とした経常的な投資。IFRS第16号「リース」適用下における新規リース契約に伴う使用権資産の増加分49百万円を含む
  • 2025-03-31 (189百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 測定器、金型等の更新を中心とした経常的な投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ