[6845] アズビル の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

azbilグループは、人々の安心、快適、達成感と地球環境への貢献を目指す「人を中心としたオートメーション」を追求し、ビルディングオートメーション、アドバンスオートメーション、ライフオートメーションの3つの事業を展開しています。

事業セグメント

  • ビルディングオートメーション事業: ビルディングオートメーションシステム、セキュリティシステム、アプリケーションソフト、コントローラ、バルブ、センサなどを開発・製造し、計装設計から販売、エンジニアリング、サービス、省エネソリューション、設備の運営管理までを一貫して提供。快適で効率の良い執務・生産空間の創造と環境負荷低減に貢献。
  • アドバンスオートメーション事業: 素材産業や加工・組立産業の課題解決に向け、装置や設備の最適運用をライフサイクルで支援する製品やソリューションを提供。先進的な計測制御技術を発展させ、安全で人の能力を発揮できる生産現場の実現を目指し、新たな価値を創造。
  • ライフオートメーション事業: 計測・制御・計量の技術をガス・水道等のライフライン、生活の場に提供し、人々の安全と快適な暮らしに貢献。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 独自の環境制御技術で快適で効率の良い執務・生産空間を創造し、環境負荷低減に貢献。
  • 先進的な計測制御技術を発展させ、安全で人の能力を発揮できる生産現場を実現。
  • 永年培った計測・制御・計量の技術を活用し、人々の安全と快適な暮らしに貢献。

今後の展開・方針

ビルディングオートメーション、アドバンスオートメーション、ライフオートメーションの各事業を通じて、持続可能な社会の実現に向けた新たな価値創造を目指す。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

azbilグループは、長期的な成長が期待できる製品及び研究開発分野に重点を置き、省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資を継続的に行っています。各年度において、新製品開発及び合理化を目的とした投資を実施し、特にビルディングオートメーション、アドバンスオートメーション、ライフオートメーションの各事業において、設備の更新や新規施設の構築を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (63億1百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 社内利用情報システム(Phase1)の基幹情報システム投資
  • 2016-03-31 (34億1千3百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資
  • 2017-03-31 (41億5千9百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資
  • 2018-03-31 (70億3千8百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資
  • 2019-03-31 (6,363百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資
  • 2020-03-31 (4,933百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 湘南工場の生産関連施設への投資
  • 2021-03-31 (5,039百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資
  • 2022-03-31 (11,244百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資
  • 2023-03-31 (10,844百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化
    詳細: 藤沢テクノセンターの研究関連施設への投資
  • 2024-03-31 (8,652百万円)
    目的: 新製品開発、合理化及び生産体制強化
    詳細: 省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資
  • 2025-03-31 (9,839百万円)
    目的: 新製品開発、合理化及び生産体制強化
    詳細: 省力化及び製品の信頼性維持のための設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ