[6856] 堀場製作所 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは測定機器の製造、販売及びサービスを主たる業務とし、連結子会社46社、持分法適用関連会社1社、非連結子会社1社で構成されています。

事業セグメント

  • 自動車: 自動車エンジン排ガス測定装置、使用過程車用排ガス測定器、車載型排ガス測定装置、ドライブラインテストシステム、エンジンテストシステム、ブレーキテストシステム、燃料電池試験装置、バッテリー試験装置、車両開発エンジニアリング、試験エンジニアリング、研究開発棟リースを提供しています。
  • 環境・プロセス: 煙道排ガス分析装置、水質計測装置、大気汚染監視用分析装置、環境放射線測定器、プロセス計測設備を提供しています。
  • 医用: 血球計数装置、免疫測定装置、生化学用検査装置、血糖値検査装置を提供しています。
  • 半導体: マスフローコントローラー、薬液濃度モニター、半導体異物検査装置、残留ガス分析装置を提供しています。
  • 科学: 水質計測装置、粒子径分布測定装置、蛍光X線分析装置、元素分析装置、ラマン分光分析装置、蛍光分光・寿命測定装置、分光器・検出器、グレーティング(回折格子)を提供しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な測定機器を製造・販売し、グローバルに展開していることが強みです。

今後の展開・方針

今後の展開や戦略についての具体的な記述はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、効率的な生産体制を整えるための設備投資を継続的に実施しており、特にHORIBA BIWAKO E-HARBORや各国の拠点整備に注力しています。また、新規事業として電動化車両用バッテリーや燃料電池の評価試験施設の開発にも取り組んでいます。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (11,001百万円)
    目的: 効率化
    詳細: HORIBA BIWAKO E-HARBORへの投資、自動車計測システム機器部門、環境・プロセスシステム機器部門
  • 2015-12-31 (16,309百万円)
    目的: 効率化
    詳細: びわこ工場「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」への投資、自動車計測システム機器部門、環境・プロセスシステム機器部門
  • 2016-12-31 (13,796百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社工場再整備改修工事、ホリバ・コリア社の本社工場投資
  • 2017-12-31 (11,639百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 株式会社堀場エステックの阿蘇工場増築工事
  • 2018-12-31 (10,239百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: ホリバMIRA社のバッテリー開発支援ビジネス、半導体システム機器部門の開発・生産拠点整備
  • 2019-12-31 (12,834百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 電動化車両用バッテリーや燃料電池の評価試験施設、ホリバ・インド社の試薬工場の新設
  • 2020-12-31 (15,165百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 堀場儀器(上海)有限公司の拠点整備、株式会社堀場テクノサービスの新社屋の建設
  • 2021-12-31 (12,496百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 堀場儀器(上海)有限公司やホリバ・フューエルコン社の拠点整備
  • 2022-12-31 (12,565百万円)
    目的: 効率化
    詳細: ホリバ・フューエルコン社の新工場建設
  • 2023-12-31 (9,122百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: ホリバMIRA社のECT関連事業投資
  • 2024-12-31 (19,392百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 株式会社堀場エステックの京都福知山テクノロジーセンター増設及び京都福知山工場(仮称)新設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ