[6858] 小野測器 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、計測機器の製造販売を主な内容とし、関連する研究開発及びその他のサービス等の事業活動を展開しています。

事業セグメント

  • 計測機器: 各種センサ類、回転・速度計測機器、寸法・変位計測機器、音響・振動計測機器、トルク計測機器、自動車性能計測機器、ソフトウエア及びこれらのアッセンブルによるデータ解析機器等の製造販売
  • 特注試験装置及びサービス: 研究開発用途や品質管理用途の特注試験装置の提供、音響・振動に関するコンサルティングサービス及びクラウドサービス、当社製品のアフターサービス、エンジニアリングサービス
  • その他: 損害保険代理業務及び当社が所有する土地・建物・設備の管理業務、その他当社からの委託業務等

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、計測機器の製造販売において、研究開発から製造、販売、サービスまでを一貫して行う体制を持っています。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略についての記載がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、長期的に成長が期待できる製品分野および研究開発分野に重点を置き、競争激化に対応し製品の原価低減と品質向上を図るため、有形固定資産および無形固定資産に対し継続的に設備投資を行ってきました。これにより、生産能力の増強を図り、利益獲得のための拡販を目指しています。特に計測機器と特注試験装置及びサービスに対する投資を重視しており、近年では宇都宮実験棟の増強工事や新たな技術導入を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (19億4千1百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 小型振動発生機および自動車試験分野の実験棟新設
  • 2015-12-31 (6億1千8百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: DOT TEST自動テストツールおよび自動車試験分野の実験棟関連設備
  • 2016-12-31 (6億3千8百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 外観検査装置およびベンチ管理サーバーソフト
  • 2017-12-31 (2億5千4百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 新騒音計検査ソフトおよび新シャシダイナモシステム開発用評価機
  • 2018-12-31 (5億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 販売目的ソフトウエアマスタおよび自動運転計測システムFAMS-R5関連社内設備
  • 2019-12-31 (877百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 販売目的ソフトウエアマスタおよび宇都宮実験棟増強工事
  • 2020-12-31 (1,136百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プリント基板実装ラインの新設および宇都宮実験棟増強機械設備
  • 2021-12-31 (235百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 計測機器および特注試験装置及びサービス
  • 2022-12-31 (455百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 計測機器および特注試験装置及びサービス
  • 2023-12-31 (471百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 計測機器および特注試験装置及びサービス
  • 2024-12-31 (996百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 計測機器および特注試験装置及びサービス

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ