[6874] 協立電機 の財務・株価分析レポート

協立電機の2024年06月期の営業利益は2,451百万円、営業利益率は7.1%と前年比178百万円増、営業利益率は0.4%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ファクトリー・オートメーションとIoTの融合領域であるインテリジェントFAシステムビジネスを中心に事業を展開し、国内外での事業拡大を図っています。

事業セグメント

  • インテリジェントFAシステム事業: インテリジェントFAシステムの開発、設計、製造並びに販売を行っています。
  • IT制御・科学測定事業: FA機器、IT機器、コントロール機器、科学分析機器、計測機器、産業機械等の販売を行っています。
  • その他: 不動産賃貸などを行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 日本の製造業の海外移転を先取りし、2001年から積極的な海外展開を行い、8カ国に11の海外子会社を設立しました。
  • 国内においてもM&Aや新規設立により中核ビジネスの周辺領域を強化しています。

今後の展開・方針

今後も国内外で事業領域の拡大とインテリジェントFAシステムビジネスの強化を目的に、グループの更なる拡大に尽力します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、過去10年間にわたり、設備更新や新規事業のための土地・建物の取得、効率化を目的とした開発用設備及びソフトウェアの取得を中心に設備投資を行ってきました。特に、R&Dセンター関連の投資や事業用不動産の取得に重点を置き、継続的に投資規模を拡大しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-06-30 (4億24百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 賃貸事務所用の土地及び建物の取得
  • 2016-06-30 (3億88百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: R&Dセンターの土地の取得
  • 2017-06-30 (4億63百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: R&Dセンターの建物の建設
  • 2018-06-30 (1億27百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 開発用設備及びソフトウェアの取得
  • 2019-06-30 (242百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 開発用設備及びソフトウェアの取得
  • 2020-06-30 (156百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 開発用ソフトウェアの取得
  • 2021-06-30 (127百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 開発用ソフトウェアの取得
  • 2022-06-30 (368百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 事業用不動産の取得
  • 2023-06-30 (796百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 事業用不動産の取得
  • 2024-06-30 (298百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 事業用不動産の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ