[6898] トミタ電機 の財務・株価分析レポート

トミタ電機の2025年01月期の営業利益は-171百万円、営業利益率は-12.0%と前年比144百万円減、営業利益率は10.2%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、トミタ電機株式会社とその子会社2社で構成され、主に電子部品材料であるフェライトコア、電子部品のコイル・トランスの製造及び販売、並びに国内不動産の賃貸事業を行っています。

事業セグメント

  • 電子部品材料事業: 電子材料であるフェライトコアの製造と販売、及び電子部品であるコイル・トランスの製造と販売を行っています。
  • 不動産賃貸事業: 国内における不動産賃貸及び店舗賃貸を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、電子部品材料の製造と販売を同一セグメントで行い、製品別に事業を展開しています。

今後の展開・方針

今後も電子部品材料事業と不動産賃貸事業を中心に事業を展開していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は主に電子部品材料事業におけるフェライトコア設備の増強を中心とした生産能力の強化に注力してきました。特に、2017年には不動産賃貸事業における店舗の増改築を行い、販売能力の向上も図りました。近年では本社工場の改修も行い、設備の更新を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-01-31 (1,700万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: フェライトコア設備増強
  • 2016-01-31 (1,600万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: フェライトコア設備増強
  • 2017-01-31 (1億4,500万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 鳥取県鳥取市の店舗増改築
  • 2018-01-31 (7,800万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: フェライトコア設備増強及び基幹システムの更新
  • 2019-01-31 (5,100万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: フェライトコア設備増強
  • 2020-01-31 (37百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子部品材料事業におけるフェライトコア設備増強
  • 2021-01-31 (12百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子部品材料事業におけるフェライトコア設備増強
  • 2022-01-31 (30百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子部品材料事業におけるフェライトコア設備増強
  • 2023-01-31 (76百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子部品材料事業におけるフェライトコア設備増強
  • 2024-01-31 (64百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子部品材料事業におけるフェライトコア設備増強
  • 2025-01-31 (135百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本社工場改修及び電子部品材料事業におけるフェライトコア設備増強

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ