[6951] 日本電子 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電子光学機器、分析機器、計測検査機器、産業機器、医用機器の製造販売を主な内容とし、これらに附帯する製品・部品の加工委託、保守・サービス、周辺機器の仕入販売を行っています。

事業セグメント

  • 理科学・計測機器事業: 電子光学機器、分析機器、計測検査機器を含む。透過電子顕微鏡、分析電子顕微鏡、電子プローブマイクロアナライザ、光電子分光装置、オージェマイクロプローブ、電子顕微鏡周辺機器、核磁気共鳴装置、電子スピン共鳴装置、質量分析計、走査電子顕微鏡、分析走査電子顕微鏡、複合ビーム加工観察装置、集束イオンビーム加工観察装置、薄膜試料作製装置、クロスセクションポリッシャ、エネルギー分散形蛍光X線分析装置を製造販売。
  • 産業機器事業: 電子ビーム描画装置、直進形電子銃・電源、電子ビーム蒸着用電子銃・電源、プラズマ発生用高周波電源、内蔵形プラズマ銃・電源、高周波誘導熱プラズマ装置、電子ビーム金属3Dプリンターを製造販売。
  • 医用機器事業: 自動分析装置、臨床検査情報処理システム、全自動アミノ酸分析機を製造販売。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な電子光学機器、分析機器、計測検査機器、産業機器、医用機器を製造販売し、関連する保守・サービス、周辺機器の仕入販売も行うことで、幅広いニーズに対応。

今後の展開・方針

2025年1月6日にジャパンスーパーコンダクタテクノロジー㈱を連結子会社化し、2025年1月28日にJEOL HOLDING EUROPE SASを設立し、連結子会社化することで、事業の拡大を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、設備投資は主に理科学・計測機器事業の研究開発用設備への投資を中心に行われており、近年では産業機器事業の生産体制強化への投資が増加している。全社資産の取得も継続的に行われている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (3,014百万円)
    目的: 研究開発用設備の増強
    詳細: 理科学・計測機器事業における研究開発用設備への投資、産業機器事業と医用機器事業における研究開発用機器の増強
  • 2016-03-31 (2,858百万円)
    目的: 研究開発用設備の増強
    詳細: 理科学・計測機器事業における研究開発用設備への投資、産業機器事業と医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2017-03-31 (3,267百万円)
    目的: 研究開発用設備の増強
    詳細: 理科学・計測機器事業における研究開発用設備への投資、産業機器事業と医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2018-03-31 (2,727百万円)
    目的: 研究開発用設備の増強
    詳細: 理科学・計測機器事業における製造用冶具設備および研究開発用設備への投資、産業機器事業と医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2019-03-31 (2,800百万円)
    目的: 生産体制強化
    詳細: 理科学・計測機器事業における製造用冶具設備および研究開発用設備への投資、産業機器事業における生産体制強化、医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2020-03-31 (5,713百万円)
    目的: 生産体制強化
    詳細: 理科学・計測機器事業における製造用冶具設備および研究開発用設備への投資、産業機器事業における生産体制強化、医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2021-03-31 (7,564百万円)
    目的: 生産体制強化
    詳細: 理科学・計測機器事業における製造用冶具設備および研究開発用設備への投資、産業機器事業における生産体制強化、医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2022-03-31 (6,893百万円)
    目的: 生産体制強化
    詳細: 理科学・計測機器事業における製造用冶具設備および研究開発用設備への投資、産業機器事業における生産体制強化、医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2023-03-31 (3,665百万円)
    目的: 生産体制強化
    詳細: 理科学・計測機器事業における製造用冶具設備および研究開発用設備への投資、産業機器事業における生産体制強化、医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2024-03-31 (5,560百万円)
    目的: 生産体制強化
    詳細: 理科学・計測機器事業における製造用冶具設備および研究開発用設備への投資、産業機器事業における生産体制強化、医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得
  • 2025-03-31 (7,030百万円)
    目的: 生産体制強化
    詳細: 理科学・計測機器事業における製造用冶具設備および研究開発用設備への投資、産業機器事業における生産体制強化、医用機器事業における研究開発用機器の増強、全社資産の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ