[6957] 芝浦電子 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、サーミスタ技術を中核とする半導体部品およびそれらを応用した各種製品の製造販売を主な事業としています。

事業セグメント

  • センサ電子部品及び計測制御機器: サーミスタ温度センサ、湿度センサ、温度制御器、温度記録計、風速計、湿度計測装置などの製造販売

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • サーミスタ技術を中核とした製品群の提供

今後の展開・方針

国内外での製品販売を強化し、収益を認識する際には国内外の貿易条件に基づいて適切にリスク負担を移転します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループはNTCサーミスタ温・湿度センサの市場拡大に対応するため、サーミスタ素子や自動車関連・空調関連センサの製造、生産性向上、省力化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に福島芝浦電子やタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドにおける生産能力の増強が重要な施策として位置付けられています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (1,769,624千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: NTCサーミスタ温・湿度センサの市場拡大に対応するため、サーミスタ素子の製造、自動車関連・空調関連・複写機用センサの製造、生産性向上のための設備投資。福島芝浦電子への投資やタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドの5号棟増築を含む。
  • 2016-03-31 (1,562,131千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: NTCサーミスタ温・湿度センサの市場拡大に対応するための設備投資。福島芝浦電子へのサーミスタ材料焼成炉の導入やタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドの5号棟増築を含む。
  • 2017-03-31 (1,214,246千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: NTCサーミスタ温・湿度センサの市場拡大に対応するための設備投資。本宮工場隣接土地及び建物の購入やタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドの機械導入を含む。
  • 2018-03-31 (1,941,564千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: NTCサーミスタ温・湿度センサの市場拡大に対応するための設備投資。本宮工場隣接地の建物改修や東北芝浦電子の工場建屋増築、タイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドのシンブリ工場増築を含む。
  • 2019-03-31 (4,198,265千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: NTCサーミスタ温・湿度センサの市場拡大に対応するための設備投資。本宮工場の工場増築やタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドのシンブリ工場増築を含む。
  • 2020-03-31 (2,127,185千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: NTCサーミスタ温・湿度センサの市場拡大に対応するための設備投資。本宮工場の工場増築やタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドの機械導入を含む。
  • 2021-03-31 (535,038千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う景気後退に対応しつつ、将来の市場拡大に備えた設備投資。福島芝浦電子の熱処理能力増強や無人化のための設備導入を含む。
  • 2022-03-31 (694,959千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 将来の市場拡大に備えた設備投資。福島芝浦電子の組み立てライン増設や省エネ目的の空調設備、照明のLED化を含む。
  • 2023-03-31 (1,632百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 将来の市場拡大に備えた設備投資。福島芝浦電子の組み立てライン増設やタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドのアユタヤ工場再稼働を含む。
  • 2024-03-31 (1,807百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 将来の市場拡大に備えた設備投資。福島芝浦電子の組み立てライン増設やタイ シバウラデンシ カンパニー リミテッドのシンブリ工場の太陽光パネル導入を含む。
  • 2025-03-31 (3,439百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 将来の市場拡大に備えた設備投資。松川工場第2棟の新設や本社機能の強化を目的とした本社社屋新設を含む。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ