[6971] 京セラ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社はファインセラミック技術を基盤に新技術や新製品の開発、新市場の創造を進め、素材・部品からデバイス、機器、システム、サービスに至る経営資源を活用し、半導体、情報通信、産業機械、自動車、環境・エネルギー関連市場において多種多様な製品の開発・製造・販売及びサービスをグローバルに展開しています。

事業セグメント

  • コアコンポーネント: 半導体製造装置用部品等の各種ファインセラミック部品や車載カメラモジュール、電子部品やICを保護するセラミック・有機パッケージ等を半導体、産業機械、自動車及び情報通信関連市場向けに展開しています。
  • 電子部品: コンデンサや水晶部品、コネクタ、パワー半導体等の各種電子部品やデバイス等を情報通信、産業機械、自動車及び民生関連市場向けに展開しています。
  • ソリューション: 機械工具事業では、自動車や一般産業・建築市場向けに切削工具や空圧・電動工具を、ドキュメントソリューション事業では、オフィス用プリンター・複合機やドキュメント管理システム等のソリューションサービス、商業・産業用プリンターを、コミュニケーション事業では、法人向け通信端末や通信ソリューションサービス、ICTソリューション及びエンジニアリングサービスを、また、その他としてはスマートエネルギー関連の製品・サービス等を展開しています。

事業の特徴・強み

  • ファインセラミック技術を基盤とし、多種多様な製品の開発・製造・販売及びサービスをグローバルに展開する能力。

今後の展開・方針

具体的な今後の展開・戦略についてはテキストに記載されていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社は、主に5Gや半導体関連市場向け製品の需要増に対応するため、継続的に生産能力の拡大を目的とした設備投資を行ってきました。特に、コアコンポーネントや電子部品セグメントにおける新規工場の建設や生産性向上のための自動化ラインの導入に注力しています。また、研究開発体制の強化にも取り組んでおり、国内外での新たな施設建設を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-03-31 (117,049百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 産業・自動車用部品及び電子デバイスにおける生産能力の拡大及び生産性向上のための設備投資
  • 2020-03-31 (106,003百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子デバイス及び産業・自動車用部品における生産能力の拡大及び生産性向上のための設備投資、国内工場建屋及び研究開発拠点の新設
  • 2021-03-31 (117,106百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 5G関連製品の需要増に対応するための電子デバイス及び半導体関連部品における生産能力拡大と自動化ラインの導入
  • 2022-03-31 (151,771百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 5Gや半導体関連市場向け製品の需要増に対応するためのコアコンポーネントセグメントを中心とした生産能力拡大
  • 2023-03-31 (173,901百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コアコンポーネントセグメントにおける5Gや半導体関連市場向け製品の需要増に対応するための設備投資及び電子部品セグメントにおける海外工場の新設、研究開発体制の強化
  • 2024-03-31 (161,684百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 5Gや半導体関連市場向け製品の需要増に対応するための設備投資及び電子部品セグメントにおける海外工場の建設
  • 2025-03-31 (141,932百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 半導体関連市場や情報通信関連市場向け製品の需要増加に対応するための設備投資及び生産技術開発力の強化のための国内研究開発施設の建設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ