[7013] IHI の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社及び当社の関係会社は、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械及び航空・宇宙・防衛の4つの事業を主として行っており、その製品は多岐にわたっています。

事業セグメント

  • 資源・エネルギー・環境: 原動機(陸用原動機プラント、舶用原動機)、カーボンソリューション(ボイラ、貯蔵設備)、原子力(原子力機器)等の製造、販売、サービスの提供等を行っています。
  • 社会基盤: 橋梁・水門、交通システム、シールドシステム、コンクリート建材、都市開発(不動産販売・賃貸)等の製造、販売、サービスの提供等を行っています。
  • 産業システム・汎用機械: 車両過給機、パーキング、回転機械(圧縮機、分離装置、舶用過給機)、熱・表面処理、運搬機械、物流・産業システム(物流システム、産業機械)等の製造、販売、サービスの提供等を行っています。
  • 航空・宇宙・防衛: 航空エンジン、ロケットシステム・宇宙利用、防衛機器システム等の製造、販売、サービスの提供等を行っています。
  • その他: 通信、電子、電気計測、情報処理などの機器・装置等の製造、販売、サービスの提供等並びにサービス業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多岐にわたる製品群と、各事業分野における製造、販売、サービスの提供を通じた総合的な事業展開。

今後の展開・方針

具体的な今後の展開・戦略については記載されていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは競争力強化を目的に生産能力の増強、生産体制の整備、現有設備の維持・更新に重点を置いた設備投資を継続的に行っています。各年度において、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントにおいて、自己資金を主に用いて投資を実施しており、特に生産能力の向上に寄与する投資を積極的に行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (639億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、賃貸用不動産の取得などに投資
  • 2016-03-31 (508億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、生産体制の整備などに投資
  • 2017-03-31 (527億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、賃貸用資産の維持更新などに投資
  • 2018-03-31 (592億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、試験研究設備の取得などに投資
  • 2019-03-31 (673億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、研究開発能力の増強などに投資
  • 2020-03-31 (806億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、生産の合理化・省力化などに投資
  • 2021-03-31 (483億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、生産の合理化・省力化などに投資
  • 2022-03-31 (433億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、事務の合理化などに投資
  • 2023-03-31 (611億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、生産の合理化・省力化などに投資
  • 2024-03-31 (712億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、事務の合理化などに投資
  • 2025-03-31 (974億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛、その他のセグメントで生産能力の増強、現有設備の維持更新、事務の合理化などに投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ