[7040] サン・ライフホールディング の財務・株価分析レポート

サン・ライフホールディングの2025年03月期の営業利益は1,305百万円、営業利益率は9.4%と前年比73百万円増、営業利益率は0.3%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社は、持株会社として傘下グループ会社の経営管理及びそれに附帯する業務を行っており、地域の顧客並びに株式会社サン・ライフメンバーズ等により運営されているメンバーズシステム(互助会)事業における互助会会員を対象として、ホテル・ブライダル事業、葬祭・法要事業、介護事業、ペット葬祭事業及びこれらに付随するその他のサービス等を行なっております。

事業セグメント

  • ホテル事業: ㈱サン・ライフサービスがホテル及び総合結婚式場の運営、EC事業を行っています。
  • 式典事業: ㈱サン・ライフ、㈱SEC、㈱ペットセレモニーウェイビー、高尾山観光開発㈱が斎場、仏壇店及び法要会館の運営、エンバーミング業務、ペットの葬祭業務、霊園の管理を行っています。
  • 介護事業: ㈱サン・ライフ、㈱ザ・サンパワー、㈱クローバーが居宅介護支援業務、短期入所型・通所型介護サービス業務及び介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームの運営を行っています。
  • その他事業: ㈱サン・ライフメンバーズ、㈱サン・セレモニー、㈱もしあん少額短期保険、㈱トータルライフサポート研究所、㈱スキルが互助会事業の運営、少額短期保険業務、冠婚葬祭事業における調査研究、清掃業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 地域の顧客並びに株式会社サン・ライフメンバーズ等によるメンバーズシステム(互助会)を活用した多様なサービス提供。

今後の展開・方針

特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの計数に基づいて判断し、事業の拡大と安定した経営を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

サン・ライフグループは、ホテル事業や式典事業を中心に、毎年継続的に設備投資を行い、新規施設の開設や既存施設のリニューアルを通じて事業拡大を図っている。特に式典事業における新規施設の開設が目立ち、地域に根ざしたサービスの提供を強化している。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-03-31 (1,501百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 八王子ホテルニューグランドの空調工事、サン・ライフファミリーホール大和、小田原の施設建設及びリニューアル、介護事業の事業譲受
  • 2020-03-31 (2,724百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: ホテルサンライフガーデンのフォトスタジオ開設、サン・ライフファミリーホール橋本、セレイエ厚木の施設建設、高尾山観光開発株式会社に関するのれん、葬祭施設建設
  • 2021-03-31 (869百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: ファミリーホール聖蹟桜ヶ丘、藤沢大庭、西湘ホール、大井松田の施設建設、新規葬祭施設建設
  • 2022-03-31 (587百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: サン・ライフ 小田急相模原駅前ファミリーホール、ファミリーホール日野の施設建設、新規葬祭施設建設
  • 2023-03-31 (660百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: ファミリーホール茅ヶ崎、伊勢原駅南口ファミリーホール、ファミリホール日野本町、さがみ野駅前ファミリーホールの施設建設、既存施設のリニューアル
  • 2024-03-31 (546百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 町田鶴川ファミリーホール、平塚南口ファミリーホールの施設建設、新規葬祭施設建設
  • 2025-03-31 (547百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: ホテルサンライフガーデンのリニューアル、サン・ライフ 茅ヶ崎南口ファミリーホールの施設建設、新規葬祭施設建設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ