[7092] Fast Fitness Japan の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

株式会社Fast Fitness Japanは、連結子会社と共に、24時間営業・マシンジム特化型のフィットネスクラブチェーン「エニタイムフィットネス」の日本におけるマスター・フランチャイジーとしてフィットネスクラブ運営事業を展開しています。また、海外でのエニタイムフィットネス、新ブランド「The Bar Method」、EC・物販事業にも成長投資を行っています。

事業セグメント

  • 国内エニタイムフィットネス事業: 株式会社Fast Fitness Japanと株式会社AFJ Projectが日本におけるエニタイムフィットネスのマスター・フランチャイジーとして、直営店とフランチャイズ店を展開。2025年3月末時点で、直営店184店舗、FC店1,010店舗を運営。
  • 海外エニタイムフィットネス事業: オランダのFast Fitness Brands B.V.とそのドイツの子会社がドイツにおけるエニタイムフィットネスのマスター・フランチャイジーとして事業を展開。2025年3月末時点で、ドイツで直営店1店舗を運営。シンガポールではSaya Pte.Ltd.がFC店2店舗を運営。
  • The Bar Method事業: 株式会社Fast Fitness Japanと株式会社AFJ Projectが日本におけるThe Bar Methodのマスター・フランチャイジーとして事業を展開。2025年10月に自由が丘店をオープンし、直営店1店舗を運営。
  • EC・物販事業: 公式オンラインストア「A PROP」を2024年12月に開設し、EC・物販事業を本格展開。

事業の特徴・強み

  • 24時間年中無休で営業し、独自のセキュリティシステムにより無人化営業を実現。
  • マシンジム特化型で、低価格でのサービス提供を可能にし、世界全店利用可能。
  • フランチャイズシステムでは定額・固定のロイヤリティを採用し、出店形式の選択肢が豊富。
  • 手厚いFC店支援と研修サポート体制により、ブランドの品質を維持。

今後の展開・方針

中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)において、海外でのエニタイムフィットネス、新ブランドのThe Bar Method、及びEC・物販の各事業領域に成長投資を実行し、事業展開を開始。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社グループはフィットネスクラブ運営事業の拡大を目的として、新規出店に伴う建物や設備の取得に注力してきました。これにより、事業拡大を図るための設備投資が継続的に行われており、毎年一定の投資額が計上されています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2021-03-31 (2,001,305千円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 新規出店投資に伴う建物取得や工具、器具及び備品の取得。敷金及び保証金108,512千円を含む。
  • 2022-03-31 (1,496,201千円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 新規出店投資に伴う建物取得や工具、器具及び備品の取得。敷金及び保証金121,540千円を含む。
  • 2023-03-31 (710百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 新規出店投資に伴う建物取得や工具、器具及び備品の取得。敷金及び保証金34百万円を含む。
  • 2024-03-31 (849百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 新規出店投資に伴う建物取得や工具、器具及び備品の取得。敷金及び保証金207百万円を含む。
  • 2025-03-31 (2,345百万円)
    目的: 事業拡大
    詳細: 新規出店投資に伴う建物取得や工具、器具及び備品の取得。敷金及び保証金129百万円を含む。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ