[7231] トピー工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、鉄鋼事業と自動車・産業機械部品事業を中心に、素材の生産から最終製品の加工まで一貫した生産体制を持つ金属加工の総合グループです。また、合成マイカの製造・販売、土木・建築、不動産の賃貸、スポーツ施設の運営など事業の多角化にも取り組んでいます。

事業セグメント

  • 鉄鋼セグメント: 電気炉による製鋼及び各種条鋼の圧延を行い、H形鋼、一般形鋼及び異形棒鋼を主に建設用資材として国内外に販売しています。異形形鋼は自動車・産業機械部品事業部門に供給しています。
  • 自動車・産業機械部品セグメント: 自動車用スチールホイール、アルミホイール、建設機械用スチールホイール、自動車用プレス製品、工業用ファスナー及び産業機械部品の製造・販売を行っています。国内外の自動車メーカーのグローバル調達に対応できる体制を有し、高い評価を得ています。
  • その他: 合成マイカの製造・販売、土木・建築、不動産の賃貸及びスポーツ施設の運営を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 素材の生産から最終製品の加工まで一貫した生産体制を持つことにより、効率的な生産が可能です。
  • 自動車用・産業車両用及び建設機械用のホイールにおいてトップメーカーとしての地位を確立しています。
  • 熱処理・加工技術の評価が高く、建設機械部品メーカーとして国内で圧倒的なシェアを有しています。

今後の展開・方針

今後も事業の多角化を進め、グローバル市場での競争力を強化していきます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、長期的かつ安定的な事業展開と販売競争の激化に対応するため、主に生産能力向上を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。鉄鋼事業や自動車・産業機械部品事業を中心に、発電事業やその他の事業にも投資を行い、基幹業務システムの刷新や維持投資も含めた多角的な設備投資戦略を展開しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (203億7千4百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼事業で100億4千7百万円、自動車・産業機械部品事業で100億7千8百万円、維持投資で2億4千8百万円
  • 2016-03-31 (88億1千5百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼事業で9億7千4百万円、自動車・産業機械部品事業で56億1百万円、発電事業で18億3千2百万円、維持投資で4億6百万円
  • 2017-03-31 (98億7千4百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼事業で29億3千7百万円、自動車・産業機械部品事業で56億1百万円、発電事業で5億9千3百万円、維持投資で7億4千2百万円
  • 2018-03-31 (121億3千2百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼事業で41億1千8百万円、自動車・産業機械部品事業で56億3千5百万円、発電事業で3億6千7百万円、基幹業務システムの刷新で20億1千1百万円
  • 2019-03-31 (25,100百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼事業で6,505百万円、自動車・産業機械部品事業で16,251百万円、その他事業で1,597百万円、発電事業で745百万円
  • 2020-03-31 (13,397百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼事業で4,987百万円、自動車・産業機械部品事業で7,844百万円、その他事業で518百万円、発電事業で47百万円
  • 2021-03-31 (10,371百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼事業で3,334百万円、自動車・産業機械部品事業で5,685百万円、サイエンス事業で224百万円、その他事業で558百万円、発電事業で568百万円、賃貸事業で1百万円
  • 2022-03-31 (8,429百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼事業で2,605百万円、自動車・産業機械部品事業で5,254百万円、サイエンス事業で33百万円、その他事業で480百万円、発電事業で9百万円、賃貸事業で45百万円
  • 2023-03-31 (8,939百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼セグメントで2,109百万円、自動車・産業機械部品セグメントで6,192百万円、事業開発セグメントで35百万円、その他事業で583百万円、発電事業で7百万円、賃貸事業で11百万円
  • 2024-03-31 (9,847百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼セグメントで2,999百万円、自動車・産業機械部品セグメントで5,955百万円、その他事業で817百万円、発電セグメントで27百万円、賃貸セグメントで46百万円
  • 2025-03-31 (9,769百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 鉄鋼セグメントで2,749百万円、自動車・産業機械部品セグメントで5,996百万円、その他事業で1,022百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ