過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
当社グループは、自動車用ブレーキ及び産業機械・鉄道車両用ブレーキの製造及び販売を行い、関連する研究開発・物流・サービスを展開しています。
事業セグメント
- 日本: 曙ブレーキ岩槻製造㈱、曙ブレーキ山形製造㈱、曙ブレーキ福島製造㈱、曙ブレーキ山陽製造㈱でディスクブレーキ、ディスクブレーキパッド、ドラムブレーキ、ドラムブレーキライニング、クラッチフェーシング、ホイールシリンダー、産業機械・鉄道車両用ブレーキ等の製造を行い、㈱アロックスが物流を行っています。
- 北米: Akebono Brake Corporationがディスクブレーキ、ディスクブレーキパッド、ドラムブレーキ等の製造、販売及び研究開発を行い、Akebono Brake Mexico S.A. de C.V.がディスクブレーキ、ドラムブレーキ等の製造及び販売を行っています。
- 欧州: Akebono Brake Slovakia s.r.o.がディスクブレーキの製造及び販売を行っています。
- 中国: 曙光制動器(蘇州)有限公司がディスクブレーキパッドの製造、販売及び研究開発を行い、広州曙光制動器有限公司がディスクブレーキ及びドラムブレーキの製造及び販売を行っています。
- タイ: Akebono Brake (Thailand) Co., Ltd.がディスクブレーキ、ディスクブレーキパッド等の製造及び販売を行い、A&M Casting (Thailand) Co., Ltd.がブレーキ用鋳鉄部品の製造及び販売を行っています。また、Akebono Cooperation (Thailand) Co., Ltd.はブレーキ部品の販売、管理・販売促進等の支援サービス及び研究開発を行っています。
- インドネシア: PT. Akebono Brake Astra Indonesiaがディスクブレーキ、ディスクブレーキパッド、ドラムブレーキ、ドラムブレーキライニング、マスターシリンダー等の製造及び販売を行い、Akebono Brake Astra Vietnam Co., Ltd.が二輪車用ディスクブレーキ、マスターシリンダーの製造及び販売を行っています。
セグメント別の業績は?
事業の特徴・強み
- 多様な地域における製造拠点を持ち、各地域に適した製品の製造及び販売を行うことで、グローバルな市場ニーズに対応しています。
今後の展開・方針
今後も各地域での製造・販売体制を強化し、研究開発を通じて製品の競争力を高めていく予定です。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
設備投資は主に生産能力増強と新規事業に焦点を当てており、地域ごとに異なる戦略が採用されています。日本では品質改善や生産性向上に向けた投資が継続的に行われ、北米や欧州では新規モデルや受注拡大に対応するための生産設備の増強が進められています。また、中国やインドネシアでは環境対応や工場移転などの投資が行われ、地域特有のニーズに応じた戦略が展開されています。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2015-03-31 (208億円)
目的: 生産能力増強
詳細: 日本では高性能量販車用の生産設備、北米では次期モデル及び受注拡大に伴う増産対応投資、欧州ではスロバキアの土地・建物への投資、インドネシア・中国・タイでは受注拡大に伴う増産対応投資 - 2016-03-31 (18,568百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 日本ではディスクブレーキの生産性改善投資、北米では次期モデル及び受注拡大に伴う増産対応投資、欧州ではハイパフォーマンス用ブレーキ生産設備、インドネシア・中国・タイでは受注拡大に伴う増産対応投資(タイでは鋳物工場投資) - 2017-03-31 (18,670百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 日本ではテストコース(Ai-Ring)の整備投資、北米ではハイパフォーマンス向け及びGM向けの生産能力増強投資、欧州ではハイパフォーマンス向け生産設備の増設投資、中国・インドネシアでは受注拡大に伴う生産能力増強投資、タイでは生産能力増強と鋳物工場建設投資 - 2018-03-31 (11,550百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 日本では岩槻工場の品質・生産性向上投資及びハイパフォーマンス向け受注拡大に伴う増産投資、北米ではピックアップトラック向け受注拡大に伴う増産投資、欧州ではハイパフォーマンス向け受注拡大に伴う増産投資、中国では受注拡大に伴う生産能力増強投資及び環境対応投資、インドネシア・タイでは生産能力増強投資 - 2019-03-31 (12,621百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 日本では品質・生産性向上投資及び開発能力強化に向けた評価設備投資、北米では生産設備の老朽更新及び生産性改善投資、欧州ではハイパフォーマンスブレーキビジネスの受注拡大に伴う増産投資、中国では生産能力増強投資及び環境対応投資、インドネシア・タイでは生産能力増強投資 - 2020-03-31 (9,746百万円)
目的: 新規事業
詳細: 日本では岩槻製造での新規立上げ投資、福島製造と山形製造でのインフラ投資、海外鉄道向け製品の開発投資、北米での新規立上げ投資、中国では中国資本の会社向けの新規立上げ投資、タイは鋳物工場の生産能力増強投資、インドネシアでは工場移転のための用地取得 - 2021-03-31 (3,571百万円)
目的: 効率化
詳細: 日本では老朽更新投資・品質や生産性改善を狙った自動化投資、北米では新規立上げ投資・生産拠点再編に伴う投資、中国では中国資本の会社向け等の新規立上げ投資、インドネシアでは生産性改善投資 - 2022-03-31 (5,016百万円)
目的: 新規事業
詳細: 日本では増産対応投資・品質改善や生産最適化に向けた投資、北米では新規立上げ投資・生産拠点再編に伴う投資、中国では現地資本の会社向け等の新規立上げ投資・環境対応投資、インドネシアでは工場火災復旧投資 - 2023-03-31 (7,541百万円)
目的: 新規事業
詳細: 日本では老朽更新投資・新規立上げ投資、北米では新規立上げ投資・老朽更新投資、中国では現地資本の会社向け等の新規立上げ投資・環境対応投資、インドネシアでは工場火災復旧投資 - 2024-03-31 (4,198百万円)
目的: 新規事業
詳細: 日本では老朽更新投資・新規立上げ投資・品質改善投資、北米では新規立上げ投資・老朽更新投資、中国では中国系完成車メーカー向け等の新規立上げ投資・環境対応投資、インドネシアでは工場移転投資 - 2025-03-31 (5,872百万円)
目的: 新規事業
詳細: 日本では品質改善投資・老朽更新投資・生産性向上投資、北米では新規立ち上げ投資・老朽更新投資、中国では中国系完成車メーカー向け等の新規立ち上げ投資・老朽更新投資、インドネシアでは工場移転投資
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。