[7278] エクセディ の財務・株価分析レポート

エクセディの2025年03月期の営業利益は21,845百万円、営業利益率は7.1%と前年比37,283百万円増、営業利益率は12.1%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、自動車用の手動変速装置関連事業(MT)、自動変速装置関連事業(AT)及び産業機械用駆動伝動装置事業(TS)の製造販売を主な事業内容とし、関連する各種サービス活動を展開しています。

事業セグメント

  • MT(手動変速装置関連事業): クラッチディスク、クラッチカバー、2マスフライホイールの製造販売を行っています。
  • AT(自動変速装置関連事業): トルクコンバータ、オートマチックトランスミッション部品の製造販売を行っています。
  • TS(産業機械用駆動伝動装置事業): パワーシフトトランスミッション・同部品の製造販売を行っています。
  • その他: 2輪用クラッチ、機械装置、金型治工具、運送請負などを行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外での製造販売体制を持ち、技術援助や製品・部品の供給を通じてグループ各社をサポートしています。

今後の展開・方針

今後も国内外での製造販売体制を強化し、技術援助や製品・部品の供給を通じてグループ各社を支援していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、過去数年間にわたり、主に合理化及び増産対応を目的とした設備投資を行ってきました。特に、MT事業、AT事業、その他事業において、国内外の子会社を含めた生産能力の増強と効率化を図るための投資が行われています。近年では、合理化を重視した投資が増えており、特に2025年には合理化を主目的とした投資が顕著です。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (27,713百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、AT事業での当社、国内子会社及びアジア子会社での増産対応等、その他事業での当社での合理化及びアジア子会社での2輪用クラッチ増産対応等
  • 2016-03-31 (26,842百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、AT事業での当社、国内子会社及びアジア子会社での増産対応等、その他事業での当社での合理化及びアジア子会社での2輪用クラッチ増産対応等
  • 2017-03-31 (22,607百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、AT事業での当社、国内子会社及びアジア子会社での増産対応等、その他事業での当社での合理化及びアジア子会社での2輪用クラッチ増産対応等
  • 2019-03-31 (29,477百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、AT事業での当社、国内子会社、北中米及びアジア子会社での増産対応等、その他事業での当社での合理化による投資
  • 2020-03-31 (22,824百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、AT事業での当社、国内子会社、北中米及びアジア子会社での増産対応等、その他事業での当社での合理化による投資
  • 2021-03-31 (23,365百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社での合理化による投資、AT事業での当社、国内子会社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、その他事業での当社での合理化による投資
  • 2022-03-31 (17,578百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社での合理化による投資、AT事業での当社、国内子会社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、その他事業での当社での合理化による投資
  • 2023-03-31 (11,146百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社での合理化による投資、AT事業での当社、米州子会社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、TS事業での当社での合理化による投資、その他事業での当社での合理化による投資
  • 2024-03-31 (15,487百万円)
    目的: 合理化及び増産対応
    詳細: MT事業での当社での合理化による投資、AT事業での当社、米州子会社及びアジア子会社での合理化及び増産対応等、TS事業での当社での合理化による投資、その他事業での当社及び国内子会社での合理化による投資
  • 2025-03-31 (7,634百万円)
    目的: 合理化
    詳細: MT事業での当社での合理化による投資、AT事業での当社、国内子会社及びヨーロッパ子会社での合理化による投資、TS事業での当社での合理化による投資、その他事業での国内子会社での合理化による投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ