[7291] 日本プラスト の財務・株価分析レポート

日本プラストの2025年03月期の営業利益は2,772百万円、営業利益率は2.3%と前年比39百万円減、営業利益率は0.0%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、日本、北米、中国、東南アジアの地域において、自動車部品の製造販売を主な事業としています。事業は安全部品部門、樹脂部品部門、その他事業部門に分かれています。

事業セグメント

  • 安全部品部門: ステアリングホイール・エアバッグモジュール等の製造販売を行っています。
  • 樹脂部品部門: 空調部品、コンソール等の内装樹脂製品、カバーカウルトップ、プロテクターインナーフェンダー等の外装樹脂製品の製造販売を行っています。
  • その他事業部門: ゲーム機用ハンドル等の製造販売、事務処理に関するサービス業務、製品の輸送サービス業務を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 地域別に分かれた事業展開により、各地域のニーズに応じた製品提供が可能です。

今後の展開・方針

今後も地域ごとの事業展開を強化し、各地域のニーズに応じた製品開発と販売を推進します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは自動車部品事業を主として、モデルチェンジに対応した設備投資を継続的に行ってきました。投資は主に日本、北米、中国、東南アジアにおいて行われ、総額は年ごとに変動しています。資金は自己資金及び借入金等で充当されています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (7,859百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本2,507百万円、北米2,197百万円、中国2,198百万円、東南アジア955百万円の投資
  • 2016-03-31 (6,030百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本3,197百万円、北米1,756百万円、中国984百万円、東南アジア92百万円の投資
  • 2017-03-31 (5,390百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本2,054百万円、北米1,937百万円、中国1,003百万円、東南アジア394百万円の投資
  • 2018-03-31 (6,025百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本2,290百万円、北米2,892百万円、中国760百万円、東南アジア81百万円の投資
  • 2019-03-31 (5,102百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本1,638百万円、北米2,012百万円、中国950百万円、東南アジア499百万円の投資
  • 2020-03-31 (6,266百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本2,315百万円、北米1,816百万円、中国745百万円、東南アジア1,389百万円の投資
  • 2021-03-31 (6,290百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本1,884百万円、北米2,337百万円、中国1,178百万円、東南アジア889百万円の投資
  • 2022-03-31 (7,227百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本3,799百万円、北米2,098百万円、中国498百万円、東南アジア831百万円の投資
  • 2023-03-31 (4,680百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本1,712百万円、北米1,155百万円、中国444百万円、東南アジア1,367百万円の投資
  • 2024-03-31 (2,710百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本1,133百万円、北米939百万円、中国244百万円、東南アジア392百万円の投資
  • 2025-03-31 (4,142百万円)
    目的: モデルチェンジに対応した設備
    詳細: 日本1,873百万円、北米1,778百万円、中国214百万円、東南アジア275百万円の投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ