[7313] テイ・エス テック の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当グループは、国内外50社の関係会社と共に、日本、米州、中国、アジア・欧州の4地域で事業を展開し、主に二輪車用シート及び樹脂部品、四輪車用シート及び内装品の製造販売を行っています。

事業セグメント

  • 日本: 主に二輪車用シート及び樹脂部品、四輪車用シート及び内装品の製造販売を行っています。関連会社には九州テイ・エス株式会社、サン化学工業株式会社などがあります。
  • 米州: 主に二輪車用シート及び樹脂部品、四輪車用シート及び内装品の製造販売を行っています。関連会社にはTRI-CON INDUSTRIES, LTD.、TS TECH USA CORPORATIONなどがあります。
  • 中国: 主に四輪車用シート及び内装品の製造販売を行っています。関連会社には広州提愛思汽車内飾系統有限公司、寧波提愛思汽車内飾有限公司などがあります。
  • アジア・欧州: 主に二輪車用シート及び樹脂部品、四輪車用シート及び内装品の製造販売を行っています。関連会社にはTS TECH TRIM PHILIPPINES, INC.、PT. TS TECH INDONESIAなどがあります。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外50社の関係会社と共に広範囲な地域で事業を展開し、二輪車及び四輪車用のシートや内装品の製造販売において強固な基盤を持っています。

今後の展開・方針

2024年及び2025年にかけて、連結子会社間での吸収合併を通じた事業の効率化と商号変更を進めています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に新機種設備や金型投資を中心に、生産能力の増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきた。日本、米州、中国、アジア・欧州を対象に、建屋の新設や増設も含めた投資を実施しており、特に米州での投資が大きな割合を占めている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (210億18百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での新機種設備・金型投資、米州での新機種設備・金型投資・新工場建設及び建屋増設、中国での新機種設備・金型投資・新工場建設、アジア・欧州での新機種設備・金型投資・新工場建設(タイ)等
  • 2019-03-31 (7,412百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での新機種設備・新建屋、米州での新機種設備・金型投資、中国での新機種設備・金型投資、アジア・欧州での新機種設備・金型投資
  • 2020-03-31 (7,619百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での新機種設備、米州での新機種設備・金型投資、中国での新機種設備・金型投資、アジア・欧州での新機種設備・金型投資
  • 2021-03-31 (6,686百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での新機種設備・建屋、米州での新機種設備・金型投資、中国での新機種設備・金型投資、アジア・欧州での新機種設備・金型投資
  • 2022-03-31 (14,466百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での新機種設備・建屋、米州での新機種設備・金型投資・建屋、中国での新機種設備・金型投資、アジア・欧州での新機種設備・金型投資・建屋
  • 2023-03-31 (14,606百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での新機種設備・土地 建屋、米州での新機種設備・金型投資・建屋、中国での新機種設備・金型投資、アジア・欧州での新機種設備・金型投資・建屋
  • 2024-03-31 (13,564百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での新機種設備・建屋、米州での新機種設備・金型投資、中国での新機種設備・金型投資、アジア・欧州での新機種設備・金型投資・土地 建屋
  • 2025-03-31 (21,654百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での新機種設備・建屋、米州での新機種設備・金型投資、中国での新機種設備・金型投資、アジア・欧州での新機種設備・金型投資・土地 建屋

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ