[7325] アイリックコーポレーション の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社アイリックコーポレーションと連結子会社2社により構成され、個人及び法人向けの保険販売を行う保険販売事業、保険代理店やその他の保険販売会社に対して保険に関するソリューションを提供するソリューション事業、及びシステム開発を行うシステム事業を主たる業務としています。

事業セグメント

  • 保険販売事業: 保険販売事業は、直営店部門と法人営業部門及び株式会社ライフアシストから構成され、来店型保険ショップ『保険クリニック®』を通じて保険商品の分析・提案を行い、法人営業部門では訪問型営業を通じて法人や富裕層に保険の有効活用を提案しています。
  • ソリューション事業: ソリューション事業は、金融機関や保険代理店に対して生命保険の現状把握・検索提案システムを提供し、教育やコンサルティング、OCRサービスなどを通じて収益を上げています。また、全国の『保険クリニック®』FC店にシステムやサポートを提供し、運営代理店からの各種料金やロイヤリティを収益源としています。
  • システム事業: システム事業は、保険分析・販売支援等のシステム開発や『スマートOCR®』の開発・販売を行い、システム・ソフトウェアの開発受注やサブスクリプション方式での使用料を収益としています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 独自開発した『保険IQシステム®』や『ASシステム』を活用し、保険商品の分析・提案を効率的に行うことができる点が強みです。また、AI技術を活用した生命保険証券の自動分析サービスや、オンライン保険相談サービスなど、先進的な技術を取り入れたサービスを提供しています。

今後の展開・方針

お客様の利便性を向上させるため、ウェブブラウザで利用できるマイページの提供や、オンライン保険相談サービスの展開を進めています。また、AI技術を活用したサービスの拡充を図り、保険業界以外にも提供を広げていく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、来店型保険ショップ『保険クリニック』の店舗展開とソフトウエア開発を中心に設備投資を行い、販売能力の増強を図ってきた。直営店の新規出店や事業譲受、システム開発及び機能強化を通じて、保険販売事業とソリューション事業の強化を進めている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2018-06-30 (168,772千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 来店型保険ショップ『保険クリニック』の店舗展開やソフトウエア開発。直営店の新規出店や既存店移転、システム『AS-BOX』『保険IQシステム』の開発及び機能強化。
  • 2019-06-30 (200,584千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 来店型保険ショップ『保険クリニック』の店舗展開やソフトウエア開発。直営店の新規出店や既存店移転、システム『AS-BOX』『保険IQシステム』の開発及び機能強化。
  • 2020-06-30 (398,519千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 来店型保険ショップ『保険クリニック』の店舗展開(事業譲受を含む)やソフトウエア開発。直営店の新規出店や事業譲受、ASシリーズ等のシステム開発及び機能強化。
  • 2021-06-30 (309,565千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 来店型保険ショップ『保険クリニック』の店舗展開(事業譲受を含む)やソフトウエア開発。直営店の新規出店、ASシリーズ等のシステム開発及び機能強化。
  • 2022-06-30 (266,636千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 来店型保険ショップ『保険クリニック』の店舗展開(事業譲受を含む)やソフトウエア開発。直営店の新規出店、ASシリーズ等のシステム開発及び機能強化。
  • 2023-06-30 (294,834千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 来店型保険ショップ『保険クリニック』の店舗展開(事業譲受を含む)やソフトウエア開発。直営店の新規出店、ASシリーズ等のシステム開発及び機能強化。
  • 2024-06-30 (316,380千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 来店型保険ショップ『保険クリニック』の店舗展開(事業譲受を含む)やソフトウエア開発。直営店の新規出店、ASシリーズ等のシステム開発及び機能強化。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ