[7354] ダイレクトマーケティングミックス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ダイレクトマーケティングを基盤とし、顧客企業の営業成果と効率の向上を支援する営業ソリューションサービスを提供しています。持株会社である株式会社ダイレクトマーケティングミックスとその子会社7社で構成され、マーケティング事業とオンサイト事業の2つのセグメントに分かれています。

事業セグメント

  • マーケティング事業: 自社運営のコンタクトセンターを通じて、顧客企業のエンドユーザーに対するダイレクトマーケティングを行い、営業成果を向上させる。また、コンサルティングやビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)を通じて、顧客企業の営業・マーケティング活動を支援します。
  • オンサイト事業: 人材派遣事業として、顧客企業の営業・マーケティング部門やグループ企業のマーケティング事業向けにコミュニケーター等を派遣します。

事業の特徴・強み

  • エンドユーザーの「生の声」に重きを置き、1対1の対話を通じて情報資産を蓄積し、プロフェッショナルスキルを持つ人材を育成しています。これにより、顧客企業の営業・マーケティング機能を支援し、収益の最大化をサポートします。

今後の展開・方針

多様なデジタルサービスの社会実装に貢献し、金融機関や地方自治体を含む様々なクライアントへのサービス拡充に注力しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、事業の急激な拡大に対応するため、政令指定都市における新たなセンターの開設を積極的に推進してきました。2020年から2022年にかけては、大阪を中心にセンターの開設やブース、フロアの増設を行い、販売能力の増強を図りました。2023年以降は、効率化を目的とした有形固定資産及び無形資産への投資を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-12-31 (353,423千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 大阪梅田に新たなセンターを開設し、ブースの開設を実施
  • 2021-12-31 (927,645千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 大阪市北区を中心に新たなセンターを開設し、ブースの開設を実施
  • 2022-12-31 (385,850千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 大阪市北区を中心にセンターを開設し、フロアの増設を実施
  • 2023-12-31 (159,909千円)
    目的: 効率化
    詳細: 有形固定資産及び使用権資産への投資を実施
  • 2024-12-31 (111,450千円)
    目的: 効率化
    詳細: 有形固定資産及び無形固定資産への投資を実施

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ