[7359] 東京通信グループ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、メディア事業、プラットフォーム事業及びその他で構成されており、主にスマートフォン向けアプリの企画・開発やプラットフォームの構築を通じて広告収益や課金収益を得ています。

事業セグメント

  • メディア事業: スマートフォン向けのアプリメディアを企画・開発し、広告収益を得る事業。無料ゲームアプリやポイ活ゲームアプリを手掛け、広告枠を提供することで収益を得る。主なゲームタイトルには「意味がわかると怖い日常」や「Hoarding and Cleaning」、「トクトクソリティア」がある。
  • プラットフォーム事業: ユーザーとサービス関係者をつなぐプラットフォームを構築し、従量課金や定額課金で収益を得る事業。電話占いサービス「カリス」・「SATORI電話占い」やエンタメテックサービス「B4ND」を提供。
  • その他: メタバース事業、デジタルサイネージ事業、ファンクラブビジネス事業及び投資事業等に取り組んでいる。

事業の特徴・強み

  • スマートフォン向けアプリの企画・開発における豊富な経験と、広告収益モデルの確立。
  • ユーザーとサービス提供者を効果的にマッチングするプラットフォームの構築能力。

今後の展開・方針

CtoC及びBtoCスキルシェア市場でのシェア拡大を目的とし、電話占いサービスの派生展開を進める。また、メタバースやデジタルサイネージ等の新規事業領域の開拓を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は効率化と新規事業を目的とした設備投資を行ってきました。2020年には本社オフィスの増設やソフトウェアの取得を通じて効率化を図り、2021年には株式会社ティファレトの全株式取得を含む大規模な新規事業投資を実施しました。2022年以降も新規事業を中心に設備投資を続け、2023年にはメディア事業やプラットフォーム事業での新規事業投資を行いました。2024年には引き続き効率化を目的とした投資を行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-12-31 (36,997千円)
    目的: 効率化
    詳細: アプリ事業におけるソフトウエア仮勘定及び業務用パソコン等の取得、広告代理事業における業務用パソコン等の取得、その他におけるソフトウェアの取得、本社オフィス増設に伴う建設仮勘定及び資産除去費用の増加
  • 2021-12-31 (2,447,795千円)
    目的: 新規事業
    詳細: インターネットメディア事業におけるオフィス増設に伴う建物付属設備の増加および備品等の取得、プラットフォーム事業における株式会社ティファレトの全株式取得によるのれん、商標権、顧客関連資産、インターネット広告事業におけるコーポレートサイトの改修によるソフトウェアの取得、新規事業開発におけるソフトウェア仮勘定の増加、本社オフィス増設に伴う備品等の取得
  • 2022-12-31 (116,309千円)
    目的: 新規事業
    詳細: インターネットメディア事業における新規事業によるソフトウエア仮勘定の取得、プラットフォーム事業における新規事業によるソフトウエアの取得、本社移転に伴う備品等の取得
  • 2023-12-31 (37,683千円)
    目的: 新規事業
    詳細: メディア事業における設備投資、プラットフォーム事業における新規事業によるソフトウエアの取得
  • 2024-12-31 (45,218千円)
    目的: 効率化
    詳細: メディア事業における設備投資、プラットフォーム事業における設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ