[7451] 三菱食品 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、日本国内の加工食品、低温食品、酒類及び菓子類の卸売事業を主な事業内容とし、さらに物流事業及びその他サービス等の事業活動を展開しています。

事業セグメント

  • 卸売事業: 当社及び子会社は、主に加工食品、低温食品、酒類及び菓子類の卸売を行っています。
  • ブランド開発事業: 当社は、主に自社オリジナル商品及び海外輸入商品の販売を行っています。
  • 物流事業: 当社及び子会社は、主に物流センターの運営受託を行っています。
  • 機能開発事業: 当社及び子会社は、主にデータ分析・デジタルマーケティング機能提供、海外事業、メーカーに対する原材料取引及び営業代行・代理店機能提供を行っています。
  • その他の事業: 子会社及び関連会社は、コーポレート業務の受託等を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野における専門性と、国内外の市場における幅広いネットワークを活用した事業展開。

今後の展開・方針

当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更し、事業の効率化と拡大を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、取組先小売業様に対する物流サービス強化と物流体制の効率化を目的として、継続的に設備投資を行ってきました。2015年から2025年にかけて、次世代システム構築や物流センターの新設・改修を中心に、効率化を図るための投資を実施しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (91億93百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 次世代システム構築に関連する投資34億81百万円及び魚崎浜SDCに対する設備投資15億82百万円
  • 2016-03-31 (110億58百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 次世代システム構築に関連する投資73億1百万円
  • 2017-03-31 (105億55百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 次世代システム構築に関連する投資43億15百万円
  • 2018-03-31 (154億59百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 千葉、神奈川、京都、大阪及び高知における物流センターの新設77億39百万円及び次世代システムの構築13億23百万円
  • 2019-03-31 (17,733百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 群馬、千葉、神奈川及び京都における物流センターの新設9,802百万円
  • 2020-03-31 (17,788百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 京都及び兵庫における物流センターの新設8,971百万円
  • 2021-03-31 (10,946百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社移転に伴う投資1,837百万円
  • 2022-03-31 (11,989百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 兵庫県における物流センターの新設3,706百万円及び基幹システムの構築1,203百万円
  • 2023-03-31 (10,963百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 大阪及び兵庫における物流センターの取得2,904百万円
  • 2024-03-31 (9,323百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 兵庫県における物流センターの改修等1,211百万円及び基幹システムの開発1,501百万円
  • 2025-03-31 (13,139百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムの開発及びクラウド化2,964百万円、神奈川県における物流センターの改修等656百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ