[7463] アドヴァングループ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、建築用仕上材の輸入販売を主たる業務とし、関連する事業活動を展開しています。グループは株式会社アドヴァングループおよび連結子会社3社で構成されています。

事業セグメント

  • 建材関連事業: 店舗・商業施設、住宅・マンション等に使用する床・壁に使用されるタイル・石材を中心に、様々な建築用仕上材や住宅設備機器を輸入し、国内で販売しています。ショールームを全国5ヶ所に展開し、商品や施工例を展示しています。
  • 不動産賃貸事業: アドヴァン管理サービス株式会社が、当社本社ビル、物流センター及び社宅を当社及びアドヴァンロジスティクス株式会社へ賃貸しています。
  • その他(物流管理業): アドヴァンロジスティクス株式会社が、当社商品の入出庫業務を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 世界のトップメーカーと共同開発した商品を輸入し、国内で直接販売。販売価格をカタログおよびウェブサイトに明示し、購入者の属性にかかわらず同一価格で販売。
  • ショールームを全国5ヶ所に展開し、本物の質感を体験できる環境を提供。

今後の展開・方針

2024年7月にユニットバスの製造・販売・施工業を行う株式会社アドヴァンテックを吸収合併し、建築用仕上材や住宅設備機器とユニットバスの複合提案を推進。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、設備投資は主に販売能力の増強を目的としており、ショールームや事務所の改装・新築、流通センターの開発、機械やソフトウエアの購入など多岐にわたる。特に不動産賃貸事業における用地取得や新築工事が大きな割合を占めている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (2,454百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショールームの改装、岩井第9倉庫の新築、社員寮の建設
  • 2016-03-31 (1,886百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショールームの改装、名古屋事務所の新築、社員寮の建設
  • 2017-03-31 (4,261百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショールームの改装、ショールーム用地及び本社裏地の用地取得、名古屋事務所の新築、新システム開発
  • 2018-03-31 (8,307百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショールーム・本社事務所の改装、ショールーム・事務所用地取得、システム開発
  • 2019-03-31 (1,359百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショールーム改装、寮・社宅用マンション取得、岩井流通センター開発、本社管理部門設備の増加
  • 2020-03-31 (961百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショールーム改装、寮・社宅用マンション取得、岩井流通センターにおける機械の取得
  • 2021-03-31 (1,017百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショールーム改装、ユニットバス工場への設備投資、事務所用地の取得、岩井流通センターにおける機械の取得
  • 2022-03-31 (569百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社ショールームの新築工事、岩井機械装置の取得、賃貸不動産の取得、岩井流通センターの開発、IT投資
  • 2023-03-31 (3,851百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社キッチン館ショールームの増築、福岡支店及び沖縄支店の新社屋ビル建築、岩井流通センターの倉庫増築、車両運搬具の購入
  • 2024-03-31 (2,726百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社ショールームの改装、加工場機械購入、福岡及び沖縄事務所の新社屋ビル建築、岩井流通センターの倉庫増築、ソフトウエアや車両運搬具の購入
  • 2025-03-31 (2,022百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 福岡及び沖縄ショールームの内装、加工場機械購入、岩井流通センターの倉庫増築、茨城県坂東市工場用地取得、ソフトウエアや車両運搬具の購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ