[7490] 日新商事 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、日新商事株式会社と連結子会社8社、及び関連会社2社で構成され、石油関連製品の製造、販売、卸売、再生可能エネルギー関連商材の販売、売電事業、バイオマス発電燃料の販売、不動産の賃貸を行っています。

事業セグメント

  • 石油関連事業: ENEOS株式会社より石油製品の供給を受け、石油関連製品の製造、販売、卸売を行う。具体的には、石油製品の販売、石油化学製品の製造・販売、液化石油ガスの販売を行っています。
  • 再生可能エネルギー関連事業: 太陽光発電関連商材の販売、売電事業、バイオマス発電燃料の販売を行っています。
  • 不動産事業: オフィスビル、店舗、マンション等の不動産賃貸事業を運営しています。
  • その他: 食料品の販売及び損害保険契約の代理業、植物工場の運営を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 幅広い事業分野にわたる製品とサービスを提供し、多様なニーズに応えることができる点。

今後の展開・方針

NISSIN SHOJI(THAILAND) CO.,LTD.については2023年4月に解散を決議し、清算手続き中であることから、事業の再編や効率化を図っていると考えられます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは厳しい経営環境下においても高収益体質を構築するため、石油関連事業、外食事業、不動産事業、再生可能エネルギー関連事業などで積極的に設備投資を行ってきました。特に再生可能エネルギー関連事業においては、発電所の建設や設備の取得を通じて生産能力を強化し、持続可能なエネルギー供給を目指しています。また、外食事業や不動産事業においても新設や改装を行い、事業の拡大と効率化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (566,523千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 名古屋市千種区のD.Dセルフ千種SSの建設、神奈川県横須賀市のケンタッキーフライドチキン横須賀武山店の新設、名古屋市千種区の賃貸マンションの建設、システム機器の更新
  • 2016-03-31 (918,637千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 名古屋市千種区の名古屋支店及びD.Dセルフ千種SSの建替え、神奈川県横浜市のケンタッキーフライドチキン中山店の改装、名古屋市千種区の賃貸マンションの建設、長野県諏訪市の発電所建設用地の取得、システム機器の更新
  • 2017-03-31 (1,166,781千円)
    目的: 効率化
    詳細: サービスステーションのPOS、釣銭機等の入替、子会社NSM諏訪ソーラーエナジー合同会社の太陽光発電所の建設費
  • 2018-03-31 (2,271,523千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 子会社NSM諏訪ソーラーエナジー合同会社の太陽光発電所の建設費、大網白里発電所の取得費
  • 2019-03-31 (2,271,523千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 子会社NSM諏訪ソーラーエナジー合同会社の太陽光発電所の建設費、大網白里発電所の取得費
  • 2020-03-31 (460,834千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 龍ヶ崎発電所の取得費、ケンタッキーフライドチキン2店舗の取得費
  • 2021-03-31 (615,408千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 賃貸不動産マンションの建設費、セルフ化工事費用、再生可能エネルギー設備の取得費用、ケンタッキーフライドチキンの取得費用
  • 2022-03-31 (1,327,589千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 賃貸マンションの新設費用、再生可能エネルギー設備の取得費用
  • 2023-03-31 (1,210,716千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: SS店舗の改装費用、賃貸マンションの新設費用、再生可能エネルギー設備の取得費用
  • 2024-03-31 (715,421千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 再生可能エネルギー設備の取得費用
  • 2025-03-31 (1,096,993千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 再生可能エネルギー設備の取得費用

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ