[7575] 日本ライフライン の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、心臓血管領域を中心に医療機器の製造、輸入および販売を行っています。

事業セグメント

  • リズムディバイス: 心臓の不整脈の治療に用いる心臓ペースメーカ、ICD(植込み型除細動器)およびCRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)の仕入および販売を行っています。
  • EP/アブレーション: 心臓の不整脈の検査に用いるEP(電気生理用)カテーテルおよび不整脈の治療に用いるアブレーションカテーテルの製造、仕入および販売を行っています。JLL Malaysia Sdn. Bhd.も一部製品の製造を行い、当社への販売を行っています。
  • 心血管関連: 大動脈疾患の治療に用いる人工血管、Frozen Elephant Trunkおよびステントグラフトの製造、仕入および販売を行っています。
  • 脳血管関連: 脳血管内治療に用いる塞栓用コイル、血栓吸引カテーテルおよびステントリトリーバーの仕入および販売を行っています。
  • 消化器: 消化器疾患の治療に用いる大腸用ステント、胃・十二指腸用ステント、肝癌治療用ラジオ波焼灼電極針ならびに胆管チューブステントの製造、仕入および販売を行っています。JLL Malaysia Sdn. Bhd.も一部製品の製造を行い、当社への販売を行っています。

事業の特徴・強み

  • 心臓血管領域を中心とした医療機器の製造、輸入および販売に特化していること。
  • JLL Malaysia Sdn. Bhd.との協力により、一部製品の製造を海外で行い、当社への販売を行っていること。

今後の展開・方針

事業の系統図に基づき、国内外のメーカーとの連携を強化し、医療機器の供給体制を拡充することを目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に生産能力増強を目的とした設備投資が行われてきた。特に埼玉県戸田市における工場や研究施設の拡張や設備強化が中心である。近年では基幹システムの刷新による効率化投資も実施されている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (3億3千1百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 戸田ファクトリー(埼玉県戸田市)生産設備の増強
  • 2016-03-31 (17億5千2百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場および研究施設(埼玉県戸田市)の拡張用地取得
  • 2017-03-31 (9億5百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場および研究施設(埼玉県戸田市)の設備
  • 2018-03-31 (36億3千万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 研究施設(埼玉県戸田市)の建屋
  • 2019-03-31 (1,248百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産設備(埼玉県戸田市)
  • 2020-03-31 (2,536百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 小山ファクトリーの第2棟の建屋及び生産設備(埼玉県戸田市)
  • 2021-03-31 (1,382百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産設備
  • 2022-03-31 (1,633百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産設備
  • 2023-03-31 (976百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産設備
  • 2024-03-31 (3,568百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム刷新に伴うソフトウエア
  • 2025-03-31 (1,626百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産設備

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ