[7604] 梅の花グループ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、食と文化の融合をテーマに、外食事業、テイクアウト事業、外販事業、その他事業を展開しています。

事業セグメント

  • 外食事業: 「湯葉と豆腐の店 梅の花」、「和食鍋処 すし半」、「海産物居酒屋 さくら水産」、「熊本あか牛 しゃぶしゃぶ 甲梅」等の店舗を運営し、食材及び備品等の供給、経営指導、経理事務等の請負サービスを提供しています。
  • テイクアウト事業: 「古市庵」と「梅の花」ブランドを中心とした店舗を展開し、巻寿司、いなり寿司、弁当、和惣菜等を販売しています。
  • 外販事業: 当社セントラルキッチンの製品や梅の花及び古市庵ブランドを付した商品並びに牡蠣商品を主とする水産加工品を企業等に販売及び通信販売を行っています。
  • その他事業: 所有する土地・建物等の有効活用を目的としたストック事業を進め、大阪セントラルキッチン跡地に賃貸物件を建設し、賃貸事業を開始しています。また、海外事業や人材斡旋事業も行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 食と文化の融合をテーマにした多様な事業展開と、各事業における専門的なサービス提供が強みです。

今後の展開・方針

今後も各事業の展開を進めるとともに、ストック事業や海外事業の拡大を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、設備投資は主に新規事業の展開、生産能力の増強、効率化、環境対応に焦点を当てて行われてきた。特に、外食事業とテイクアウト事業の新規出店や改装、工場の製造設備の増設・改修、京都セントラルキッチンの建設などが重要な投資として挙げられる。近年では、環境対応として太陽光発電設備やバイオコンポスターの導入も進められている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-09-30 (19億74百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 外食事業における4店舗の新規出店、工場の製造設備の増設、テイクアウト事業における2店舗の新規出店
  • 2015-09-30 (23億88百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 外食事業における7店舗の新規出店、工場の製造設備の増設、テイクアウト事業における9店舗の新規出店
  • 2016-09-30 (12億98百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 京都工場(仮称)の土地の取得、外食事業における店舗の改装・改修工事、テイクアウト事業における9店舗の新規出店及び改装・改修工事、工場の製造設備の増設・改修
  • 2017-09-30 (13億72百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 外食事業における店舗の新規出店、改装・改修工事、京都工場関連
  • 2018-09-30 (36億6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 京都セントラルキッチン建設、外食事業における店舗の新規出店及び改装・改修工事、テイクアウト事業における店舗の新規出店
  • 2019-04-30 (1,301百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 外食事業における店舗の新規出店及び改装・改修工事
  • 2020-04-30 (757百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 外食事業における2店舗の新規出店及び改装・改修工事、テイクアウト事業における3店舗の新規出店及び改装、工場の製造設備の改修
  • 2021-04-30 (503百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 外食事業における店舗の改装・改修工事、POSレジ導入、テイクアウト事業における2店舗の新規出店及び改装工事、工場の製造設備の改修工事
  • 2022-04-30 (737百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 外食事業における3店舗の新規出店及び改装・改修工事、テイクアウト事業における3店舗の新規出店及び改装工事、工場の設備改修工事、厚焼き玉子焼成機導入
  • 2023-04-30 (687百万円)
    目的: 環境対応
    詳細: 外食事業における1店舗の新規出店、テイクアウト事業の改装工事、工場の製造設備の改修工事及び太陽光発電設備導入、バイオコンポスター導入、店舗隣接の土地購入
  • 2024-04-30 (788百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 外食事業における16店舗の客間等の改修及び1店舗のリニューアル、テイクアウト事業の2店舗の新規出店、大阪セントラルキッチン跡地に建設した賃貸物件用設備、工場の製造設備及び屋内改装工事、生産管理システム等のソフトウェア構築

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ