[7615] 京都きもの友禅ホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、呉服等の販売を主たる業務としており、連結子会社である京都きもの友禅株式会社及び株式会社京都きもの友禅友の会と共に構成されています。

事業セグメント

  • 京都きもの友禅株式会社: 振袖等を中心とした呉服販売及びレンタルを主とし、関連する宝飾品等の販売を行う全国チェーン展開による小売業を営んでいます。また、呉服に付随した写真撮影スタジオの運営及びオンラインストアでの呉服関連商品の販売を行っています。
  • 株式会社京都きもの友禅友の会: 割賦販売法に基づき会員積立業務を営む前払式特定取引業者であり、入会会員には毎月一定額を積み立てて頂く「お買物カード」を発行し、積立金利用の際には積立金額にボーナス分をプラスすることによって、京都きもの友禅株式会社の販売促進の助成を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 全国チェーン展開による小売業とオンラインストアでの販売を通じた広範な顧客基盤。
  • 割賦販売法に基づく会員積立業務による顧客ロイヤルティの向上。

今後の展開・方針

当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更し、より効率的な事業運営を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、和装関連事業を中心に店舗の改装・移転を通じて販売能力の増強を図ってきた。近年では、和装店舗運営事業及びその他事業における新設も行い、事業の多様化を進めている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (149百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装関連事業に係る店舗の改装・移転。柏店、銀座店、川崎店の移転。
  • 2016-03-31 (62百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装関連事業に係る店舗の改装・移転。四日市店、町田店の移転。
  • 2017-03-31 (96百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装関連事業に係る店舗の改装・移転。柏店、松戸店の改装。京都店、厚木店、金沢店の移転。
  • 2018-03-31 (135百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装関連事業に係る店舗の改装・移転。天神店の移転。
  • 2019-03-31 (135百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装関連事業に係る店舗の改装・移転。水戸店の移転。東京本館の売却。
  • 2020-03-31 (141百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装関連事業に係る店舗の改装・移転。広島店の移転。
  • 2021-03-31 (129百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装関連事業に係る店舗の改装・移転。銀座店の移転。
  • 2022-03-31 (166百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装店舗運営事業及びその他事業に係る店舗の新設・改装・移転。ネイルサロン ティーエヌ札幌駅アスティ45店、プレミアムフォトスタジオクラネ みなとみらい店、新宿店、梅田店の新設。
  • 2023-03-31 (166百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装店舗運営事業及びその他事業に係る店舗の新設・改装・移転。ネイルサロンティーエヌ高松店の新設。京都きもの友禅浜松店の移転。プレミアムフォトスタジオクラネ 小倉店の新設。
  • 2024-03-31 (49百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 和装店舗運営事業及びその他事業に係る店舗の移転。京都きもの友禅郡山店の移転。
  • 2025-03-31 (109百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 店舗の改装・移転。京都きもの友禅四日市店、横浜店、厚木店、広島店、池袋店の改装。新宿店の移転。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ