[7717] ブイ・テクノロジー の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ(OLED)に代表されるFPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業を主たる業務としています。

事業セグメント

  • FPD装置事業: FPD製造工程における製造装置、検査装置等の開発、設計、製造、販売、関連サービス及びOLED用蒸着マスクをはじめとする部材等の提供を行っています。
  • 半導体・フォトマスク装置事業: 半導体製造工程における製造装置、検査装置及びフォトマスク用装置等の開発、設計、製造、販売、関連サービスの提供を行っています。
  • その他事業: IT事業、OLED照明事業、農業事業等を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • FPD装置事業と半導体・フォトマスク装置事業における製造装置、検査装置の開発から販売までの一貫した提供能力。

今後の展開・方針

今後の展開については具体的な記載がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、ファブレスのため生産設備への大規模な投資は行わず、主に効率化を目的とした情報システム関連機器や研究開発用設備への投資を行ってきました。2019年以降は、株式会社ブイ・イー・ティーの生産ラインや株式会社ブイ・テクノロジーの研究開発施設への投資を通じて生産能力や新規事業の強化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (1億6千8百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 研究開発用の計測装置や治具、販売促進用のデモ装置及び情報システム関連機器への投資
  • 2016-03-31 (3億5千4百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 研究開発用の計測装置や治具、販売促進用のデモ装置及び情報システム関連機器への投資
  • 2017-03-31 (3億6千5百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 研究開発用の計測装置や治具、販売促進用のデモ装置及び情報システム関連機器への投資
  • 2018-03-31 (3億5千3百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 研究開発用の計測装置や治具、販売促進用のデモ装置及び情報システム関連機器への投資
  • 2019-03-31 (3,244百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社ブイ・イー・ティーの蒸着マスクの生産ラインへの投資
  • 2020-03-31 (3,830百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社ブイ・イー・ティーの蒸着マスクの生産ラインへの投資
  • 2021-03-31 (1,625百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 株式会社ブイ・テクノロジーのデモ用装置への投資
  • 2022-03-31 (2,192百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 株式会社ブイ・テクノロジーの新たな研究開発施設の建設とデモ用装置への投資
  • 2023-03-31 (1,007百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 株式会社ブイ・テクノロジーの研究開発施設(YRPイノベーションセンター)の建設工事への投資
  • 2024-03-31 (744百万円)
    目的: 効率化
    詳細: サーバー設備及びPCの購入への投資
  • 2025-03-31 (1,172百万円)
    目的: 効率化
    詳細: サーバー設備及びPCの購入への投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ