[7780] メニコン の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ビジョンケア事業とその他の事業を主な事業として取り組んでいます。

事業セグメント

  • ビジョンケア事業: コンタクトレンズ(定額制会員システム「メルスプラン」によるものを含む)及びケア用品等の製造、販売を行っています。新素材・新デザインの開発、製造技術の向上、生産・品質管理体制の整備に取り組み、国内外での生産・販売を展開しています。
  • その他: 動物用医療製品、稲わらの分解促進材、循環型農畜資材、家畜排泄物の堆肥化促進材、生殖補助医療及び先端医療分野の製品、人材派遣、農水産物の販売及び輸出入を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 1951年に日本初の角膜コンタクトレンズを開発して以来、業界をリードしてきた実績があります。特に、1日使い捨てコンタクトレンズの需要拡大に対応するための生産能力の強化を進めています。
  • 独自の定額制会員システム「メルスプラン」を導入し、132万人の会員を有しています。

今後の展開・方針

ビジョンケア事業に次ぐ第二の柱となる事業の創出に向け、ヘルスケア・ライフケア分野のビジネスを展開しています。特に、環境関連事業や動物医療ビジネス、食品事業に注力し、新たな市場への参入を進めています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、設備投資は主に生産能力増強を目的として行われており、特にコンタクトレンズ及びケア用品の生産数量増加に対応するための設備増設が中心である。各務原工場、関工場、メニコンネクト、Menicon Singapore、Menicon Malaysiaなどの生産拠点における設備投資が継続的に行われている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (4,780,696千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 各務原工場生産設備の建設および関工場での『2WEEKメニコン プレミオ』のライン増設
  • 2016-03-31 (2,256,319千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 各務原工場、関工場、Menicon Singapore Pte. Ltd.、株式会社メニコンネクト郡上工場の生産設備
  • 2017-03-31 (4,729,653千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 各務原工場の生産設備および店舗設備、Menicon Singapore Pte. Ltd.、株式会社メニコンネクト郡上工場の生産設備
  • 2018-03-31 (4,474百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 各務原工場の建屋及び生産設備、株式会社メニコンネクト郡上工場建屋及び生産設備
  • 2019-03-31 (6,560百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 各務原工場の建屋増床及び生産設備増設、関工場の生産設備増設
  • 2020-03-31 (9,991百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 各務原工場の建屋増床及び生産設備増設、株式会社メニコンネクトの生産設備増設
  • 2021-03-31 (12,726百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 各務原工場及び関工場の生産設備増設、株式会社メニコンネクトの生産設備増設
  • 2022-03-31 (15,838百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Menicon Malaysiaの工場設立、関工場及び各務原工場の生産設備増設、メニコンネクトの生産設備増設
  • 2023-03-31 (14,549百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Menicon Malaysiaの工場設立、メニコンネクト及びMenicon Singaporeの生産設備増設
  • 2024-03-31 (24,229百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Menicon Malaysiaの工場設立、メニコンネクト及びMenicon Singaporeの生産設備増設
  • 2025-03-31 (16,782百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Menicon Malaysiaの工場設立、メニコンネクト、各務原工場及びMenicon Singaporeの生産設備増設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ