[7803] ブシロード の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、知的財産(IP)を開発・取得・発展するIPディベロッパーとして、エンターテイメント事業とスポーツ事業を展開しています。エンターテイメント事業では、TCGやモバイルゲーム、音楽CD、ライブ、グッズ、書籍などのメディアミックスをワンストップで提供し、スポーツ事業ではプロレス興行を中心に展開しています。

事業セグメント

  • エンターテイメント事業: エンターテイメント事業は、TCGユニット、デジタルコンテンツユニット、BIユニット、ライブエンタメユニット、MDユニット、アドユニットに分かれており、独創的なIPを開発し、メディアミックスを通じて事業を拡大しています。
  • スポーツ事業: スポーツ事業は、プロレス興行を中心に展開しており、新日本プロレスリングやスターダムなどのプロレス団体を運営しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • IPを軸にした多角的なメディアミックス展開により、様々なチャネルからファンを獲得し、収益源を多角化するビジネスモデルを構築しています。
  • 「BanG Dream!」や「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」などの独自IPを活用し、音楽活動やアニメ、ゲームなどのメディアミックスを通じてファンを獲得しています。

今後の展開・方針

今後も新規TCGの展開や、グローバルなコンソールゲームの発売、海外でのプロレス興行の拡大を進め、IPのさらなる発展と事業の拡大を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは過去数年間にわたり、主にエンターテイメント事業、スポーツ事業、デジタルIP事業、ライブIP事業における生産能力増強を目的とした設備投資を行ってきました。特に、劇団飛行船シアターやモバイルオンラインゲームの開発に大規模な投資を行い、新規事業の展開にも注力しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-07-31 (159,069千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: エンターテイメント事業で事務所の増改築、スポーツ事業で興行用設備等の投資
  • 2020-07-31 (300,340千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: デジタルIP事業でサーバ等のシステム強化、音響スタジオ及び事務所の増改築、ライブIP事業で新日本プロレスリング㈱の「闘魂SHOP」新店舗出店
  • 2021-06-30 (98,019千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: デジタルIP事業とライブIP事業への投資
  • 2022-06-30 (1,919,466千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: デジタルIP事業とライブIP事業への投資、特に劇団飛行船シアターに関する投資
  • 2023-06-30 (1,249,675千円)
    目的: 新規事業
    詳細: エンターテイメント事業でモバイルオンラインゲームの開発費用、スポーツ&ヘルスケア事業への投資
  • 2024-06-30 (613,121千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: エンターテイメント事業とスポーツ事業への投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ