[7817] パラマウントベッドホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

パラマウントベッドホールディングスグループは、医療福祉用ベッド等の製造及び販売を主たる業務とし、子会社19社と関連会社1社で構成されています。

事業セグメント

  • 医療福祉用ベッド製造・販売: パラマウントベッド株式会社は、医療福祉用ベッド、マットレス、病室用家具、医療用器具備品等の製造及び販売を行っています。
  • ベッド・マットレスのメンテナンス: パラテクノ株式会社は、ベッド・マットレスの点検・修理、消毒、メンテナンスリース等のサービスを提供しています。
  • 福祉用具レンタル: パラマウントケアサービス株式会社は、福祉用具のレンタル卸を行っています。
  • 保険代理店業: KPサービス株式会社は、保険代理店業等を行っています。
  • 医療・介護・健康領域への投資: PARAMOUNT BED-SBI Healthcare Fund1号投資事業有限責任組合は、医療・介護・健康の各領域に強みを持つ有望なスタートアップ企業に対して投資を行っています。
  • アジア地域の医療福祉用ベッド販売: パラマウントベッド アジア パシフィックは、アジア地域の統括会社であり、医療福祉用ベッド等の販売を行っています。
  • 部材調達と製造・販売: PT.パラマウントベッド インドネシア、八楽夢床業(中国)有限公司及びパラマウントベッド ベトナムは、主にパラマウントベッド株式会社から部材の一部を調達し、医療福祉用ベッド等の製造及び販売を行っています。
  • 製品調達と販売: パラマウントベッド タイランド、パラマウントベッド メキシコ、パラマウントベッド USAコーポレーションは、主にPT.パラマウントベッド インドネシアから医療用ベッド等の製品を調達し、販売を行っています。
  • 自社製造と製品調達・販売: パラマウントベッド インディアは、自社での製造を行うとともに、PT.パラマウントベッド インドネシアから医療用ベッド等の製品を調達し、販売を行っています。
  • ICTを活用したヘルスケア事業: NTT PARAVITA株式会社は、ICTを活用したヘルスケア事業を行っています。

事業の特徴・強み

  • 医療福祉用ベッドの製造・販売における専門性と、グローバルな子会社ネットワークを活用した事業展開。
  • 医療・介護・健康領域における有望なスタートアップ企業への投資を通じた新規事業開発。

今後の展開・方針

ヘルスケア関連事業を単一セグメントとして、グローバルな市場展開を強化し、ICTを活用した新たなヘルスケアサービスの提供を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは生産能力の増強と効率化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に、パラマウントベッド株式会社での工場設備の増強や新基幹業務システムの構築に注力しており、これにより生産性の向上と業務効率化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (13億48百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 京橋オフィス設備・什器備品・サーバー等、パラマウントベッド株式会社での製品等の工場金型・冶具、大阪支店のメディカル・デザイン・スタジオ工事、本社ショールーム工事
  • 2016-03-31 (9億87百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パラマウントベッド株式会社での製品等の工場金型・冶具
  • 2017-03-31 (12億64百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パラマウントベッド株式会社での製品等の金型・治具
  • 2018-03-31 (22億20百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パラマウントベッド株式会社での製品等の金型・治具
  • 2019-03-31 (2,082百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パラマウントベッド株式会社での製品等の金型・治具
  • 2020-03-31 (3,984百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パラマウントベッド株式会社での工事増設工事、製品等の金型・治具
  • 2021-03-31 (2,976百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パラマウントベッド株式会社での新支店建設工事、工場増設工事
  • 2022-03-31 (1,822百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パラマウントベッド株式会社での工場増設に伴う設備導入、本社改修工事
  • 2023-03-31 (3,653百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 新基幹業務システム構築関連、パラマウントケアサービス株式会社でのメンテナンスセンター2拠点開設
  • 2024-03-31 (3,643百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 新基幹業務システム構築関連、PT.パラマウントベッド インドネシアでの工場塗装設備刷新
  • 2025-03-31 (3,736百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 新基幹業務システム構築関連、PT.パラマウントベッド インドネシアでの工場塗装設備刷新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ