過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
当社グループは、工業用貴金属製品の製造及び販売を主たる業務としており、特にプラチナグループメタルに特化しています。
事業セグメント
- 電子: 携帯電話のSAWフィルター、光アイソレーター、LED用基板、癌診断装置のシンチレーター等の製造用に使用される酸化物単結晶の育成に用いられるルツボや光学ガラス溶解・成形に用いられる工業用貴金属製品を製造販売。
- 薄膜: 磁気記録媒体の薄膜形成や次世代半導体に使用される貴金属スパッタリングターゲットの製造販売。つくば研究開発センターで薄膜製造プロセスの受託を行う。
- サーマル: シリコン半導体製造、化合物半導体製造、ファインセラミックス製造等における熱電対や半導体製造装置の熱効率向上・温度管理関連製品を製造販売。
- ファインケミカル・リサイクル: 各種触媒向け貴金属化合物や有機EL燐光材向高純度化合物、触媒・電極向け貴金属化合物の製造販売、工業用貴金属のリサイクル・精製受託を行う。
- サプライチェーン支援: 当社製品の受注に紐付かない主要な貴金属原材料の販売を行う。
事業の特徴・強み
- プラチナグループメタルに特化し、耐熱性、化学的安定性、良導電性、触媒活性等の優れた特性を持つ貴金属を提供。
今後の展開・方針
報告セグメントの名称を変更し、事業内容をより適正に表示。量的重要性の観点から、貴金属原材料の販売をサプライチェーン支援として報告セグメントに記載する方法に変更。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
過去数年間にわたり、主に生産・回収精製設備を中心とした設備投資を継続的に行い、生産能力の増強を図ってきた。特に2022年以降は、土浦工場における特定のプロジェクトや新基幹システムの導入を通じて、効率化や環境対応にも注力している。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2018-06-30 (455百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 生産・回収精製設備を中心とした設備投資 - 2019-06-30 (667百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 生産・回収精製設備を中心とした設備投資 - 2020-06-30 (969百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 生産・回収精製設備を中心とした設備投資 - 2021-06-30 (1,922百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 生産・回収精製設備を中心とした設備投資 - 2022-06-30 (1,628百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 土浦工場のイリジウム・ルテニウム回収精製設備 - 2023-06-30 (2,206百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 土浦工場の地域資源循環を通じた脱炭素化に向けた革新的触媒技術の開発・実証事業におけるリース資産 - 2024-06-30 (2,132百万円)
目的: 効率化
詳細: 新基幹システム導入におけるソフトウエア仮勘定
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。