[7857] セキ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは印刷関連事業、洋紙・板紙販売関連事業、出版・広告代理関連事業、美術館関連事業、カタログ販売関連事業を展開しています。

事業セグメント

  • 印刷関連事業: 出版印刷物、商業印刷物、紙器加工品の企画・製造・販売を行い、製造工程のデザインを㈱エス・ピー・シーが、紙器加工を㈲渡部紙工が担当。農協関係の得意先にはコープ印刷㈱が販売窓口を務め、メディアプレス瀬戸内㈱が新聞印刷を受託し、メディア発送㈱が新聞の発送梱包を行う。㈱ユニマツク・アドは広告制作を行う。
  • 洋紙・板紙販売関連事業: 洋紙、板紙の仕入・在庫販売を行う。
  • 出版・広告代理関連事業: ㈱エス・ピー・シーが企画・編集した書籍、雑誌を当社が製造し、㈱エス・ピー・シーが販売。イベント開催や広告掲載などの広告代理業も行う。
  • 美術館関連事業: 企業イメージ向上と地域活性化のために美術館を設置し、関興産㈱が運営管理を行う。
  • カタログ販売関連事業: 事業所向けオフィス関連用品のカタログ商品販売を行い、㈲こづつみ倶楽部が「ゆうパック」を利用した通信販売にかかるカタログ制作を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野にわたる専門性と、関連会社との連携による効率的な事業運営。

今後の展開・方針

企業イメージの向上と地域活性化を図りつつ、広告宣伝活動を強化。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、設備投資は主に生産能力の増強と効率化を目的として行われてきました。特に印刷関連事業においては、顧客ニーズへの対応や製品の品質向上、納期短縮を図るための設備更新が継続的に行われ、新規事業として水性フレキソ印刷加工事業への投資も実施されました。近年は工場や販売拠点の環境改善も重視されています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (11億7千5百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 印刷関連設備等の更新、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上、納期短縮など生産性向上のため
  • 2016-03-31 (3億1千9百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 印刷関連設備等の更新、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上、納期短縮など生産性向上のため
  • 2017-03-31 (4億2千7百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新事業である水性フレキソ軟包材事業に対する設備投資
  • 2018-03-31 (19億8千7百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新事業である水性フレキソ印刷加工事業に対する設備投資
  • 2019-03-31 (4億9千4百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 印刷関連設備等の更新、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上、納期短縮など生産性向上のため
  • 2020-03-31 (9億9千5百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 印刷関連設備等の更新や工場環境の改善、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上、納期短縮など生産性向上のため
  • 2021-03-31 (124百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 印刷関連設備等の更新や工場環境の改善、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上、納期短縮など生産性向上のため
  • 2022-03-31 (132百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 印刷関連設備等の更新や工場環境の改善、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上、納期短縮など生産性向上のため
  • 2023-03-31 (108百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 印刷関連設備等の更新や工場・販売拠点の環境の改善、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上、納期短縮など生産性向上のため
  • 2024-03-31 (345百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 印刷関連設備等の更新や工場・販売拠点の環境の改善、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上、納期短縮など生産性向上のため
  • 2025-03-31 (878百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 印刷関連設備等の更新や工場・販売拠点の環境の改善、多様化する顧客ニーズへの対応や印刷製品の品質向上など生産性向上のため

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ