[7871] フクビ化学工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、フクビ化学工業株式会社及び子会社8社、関連会社1社で構成され、合成樹脂製品、無機化合物等の製造加工及び販売、建設工事設計施工を行っています。

事業セグメント

  • 建材事業: 外装建材、内装建材、床関連材、システム建材等を開発・製造・販売し、建設工事設計施工も行っています。
  • CSE事業: 住宅設備、車両分野でユーザーからの受注によるOEM製品・ODM製品等を開発・製造・販売しています。
  • 精密事業: 反射防止付樹脂シートを主とする機能性コーティング製品を開発・製造・販売しています。
  • グローバル事業: 海外市場向けの外装建材、内装建材等を開発・製造・販売しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な製品ラインナップを持ち、国内外での製造販売ネットワークを活用しています。

今後の展開・方針

当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更し、事業の効率化と市場のニーズに応じた柔軟な対応を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に建築資材と産業資材の製造工程の合理化を目的とした設備投資を継続的に行っており、全社管理部門への投資も含めて毎年一定の投資を実施している。生産能力に重要な影響を及ぼす事項はないとされている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (9億82百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備537百万円、産業資材製造工程合理化のための設備313百万円、全社管理部門132百万円
  • 2016-03-31 (10億45百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備446百万円、産業資材製造工程合理化のための設備490百万円、全社管理部門108百万円
  • 2017-03-31 (17億16百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備831百万円、産業資材製造工程合理化のための設備696百万円、全社管理部門189百万円
  • 2018-03-31 (14億18百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備849百万円、産業資材製造工程合理化のための設備369百万円、全社管理部門200百万円
  • 2019-03-31 (1,458百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備736百万円、産業資材製造工程合理化のための設備604百万円、全社管理部門118百万円
  • 2020-03-31 (2,903百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備572百万円、産業資材製造工程合理化のための設備2,114百万円、全社管理部門217百万円
  • 2021-03-31 (817百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備434百万円、産業資材製造工程合理化のための設備318百万円、全社管理部門65百万円
  • 2022-03-31 (913百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備499百万円、産業資材製造工程合理化のための設備349百万円、全社管理部門66百万円
  • 2023-03-31 (1,133百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備462百万円、産業資材製造工程合理化のための設備288百万円、全社管理部門383百万円
  • 2024-03-31 (1,349百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建築資材製造工程合理化のための設備433百万円、産業資材製造工程合理化のための設備398百万円、全社管理部門517百万円
  • 2025-03-31 (1,080百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 建材事業303百万円、CSE事業267百万円、精密事業76百万円、グローバル事業163百万円、その他61百万円、全社管理部門211百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ