[7965] 象印マホービン の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、家庭用品等の製造、販売及びこれらの付随業務を営んでいます。

事業セグメント

  • 製造部門: 調理家電製品、リビング製品、生活家電製品、その他製品の製造を行っています。国内では象印ファクトリー・ジャパン株式会社が、海外では新象製造廠有限公司やUNION ZOJIRUSHI CO., LTD.が関与しています。
  • 販売部門: 国内では当社及び象印フレスコ株式会社、象印特販株式会社が、海外ではZOJIRUSHI AMERICA CORPORATION、上海象印家用電器有限公司、台象股份有限公司、ZOJIRUSHI SE ASIA CORPORATION LTD.、N&I ASIA PTE LTDが関与しています。
  • 物流部門: 象印ユーサービス株式会社及び旭菱倉庫株式会社が関与しています。
  • 修理・リサイクル部門: 象印ユーサービス株式会社が関与しています。

事業の特徴・強み

  • 家庭用品の製造・販売に特化し、国内外での広範なネットワークを持っています。

今後の展開・方針

家庭用品以外の事業の重要性が乏しいと考えられるため、家庭用品に注力した事業展開を継続する予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に生産設備の増強・合理化と情報処理システムの強化を目的とした設備投資を継続的に実施。特に金型と情報処理システムへの投資が顕著であり、家庭用品の製造・販売における生産能力の向上と効率化を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-11-20 (20億4百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 調理家電製品・リビング製品・生活家電製品・その他製品の金型への設備投資6億41百万円、情報処理システムに係るソフトウェアへの設備投資7億13百万円
  • 2015-11-20 (17億65百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 調理家電製品・リビング製品・生活家電製品・その他製品の金型への設備投資7億66百万円、情報処理システムに係るソフトウェアへの設備投資1億93百万円
  • 2016-11-20 (32億25百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資8億21百万円、情報処理システムに係るソフトウェアへの設備投資15億73百万円
  • 2017-11-20 (12億69百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資4億10百万円、情報処理システムに係るソフトウェアへの設備投資1億79百万円
  • 2018-11-20 (19億99百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資9億76百万円
  • 2019-11-20 (1,358百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資647百万円
  • 2020-11-20 (1,404百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資773百万円
  • 2021-11-20 (2,265百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資459百万円
  • 2022-11-20 (2,457百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資905百万円
  • 2023-11-20 (2,119百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資952百万円
  • 2024-11-20 (2,568百万円)
    目的: 生産能力増強・合理化
    詳細: 金型への設備投資1,114百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ