[7972] イトーキ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ワークプレイス事業と設備機器・パブリック事業の2つの事業領域において、企業・組織・個人が抱える課題を総合提案力でサポートしています。

事業セグメント

  • ワークプレイス事業: お客様ごとの働き方に合わせた最適な働く環境を実現するため、製品・サービスを提供し、働く環境づくりをリードします。オフィス家具、テレワーク用家具、学習家具、オフィス空間デザイン、オフィス移転等のプロジェクトマネジメント、オフィス営繕・保守サービスなどを提供しています。
  • 設備機器・パブリック事業: 社会インフラを支えるためのものづくりや物流施設、公共施設に対して安全で魅力的な商品を提供し、社会・経済の発展に貢献します。物流設備、収納棚、特殊扉、オフィスセキュリティシステム、商業施設機器、研究施設機器、公共施設の環境・空間構築などを提供しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 総合提案力を活かし、企業・組織・個人が抱える課題をサポートし、あらゆる空間における働く環境づくりを支援します。

今後の展開・方針

IT・シェアリング事業に含まれていたオフィスシェアリング/オフィス機器のレンタル・リユース関連商品・サービスをワークプレイス事業へ移管し、報告セグメントをワークプレイス事業と設備機器・パブリック事業の2セグメントに変更しました。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、オフィス関連事業やワークプレイス事業における新製品開発の金型及び生産合理化を中心に設備投資を行ってきました。近年では、滋賀工場へのアセンブルプロセスセンターの建設や営業拠点の改修、生産力効率化に伴う機械装置の新設、各種システム基盤への投資を通じて、生産力効率化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (24億41百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: オフィス関連事業における新製品開発の金型及び生産合理化のための投資
  • 2015-12-31 (20億83百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: オフィス関連事業における新製品開発の金型及び生産合理化のための投資
  • 2016-12-31 (21億76百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: オフィス関連事業における新製品開発の金型及び生産合理化のための投資
  • 2017-12-31 (18億95百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: オフィス関連事業における新製品開発の金型及び生産合理化のための投資
  • 2018-12-31 (66億15百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: オフィス関連事業における新製品開発の金型及び生産合理化のための投資
  • 2019-12-31 (3,845百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: オフィス関連事業における新製品開発の金型及び生産合理化のための投資
  • 2020-12-31 (4,538百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: オフィス関連事業における新製品開発の金型及び生産合理化のための投資
  • 2021-12-31 (3,424百万円)
    目的: 生産合理化
    詳細: ワークプレイス事業における新製品開発の金型及び生産合理化のための投資
  • 2022-12-31 (6,963百万円)
    目的: 生産力効率化
    詳細: 滋賀工場へのアセンブルプロセスセンターの建設、生産力効率化に伴う機械装置新設、各種システム基盤への投資
  • 2023-12-31 (3,707百万円)
    目的: 生産力効率化
    詳細: 営業拠点の改修、生産力効率化に伴う機械装置の新設、各種システム基盤への投資
  • 2024-12-31 (6,915百万円)
    目的: 生産力効率化
    詳細: 営業拠点の改修、生産力効率化に伴う機械装置の新設、各種システム基盤への投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ