[8005] スクロール の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社スクロールを中心に、子会社19社及び関連会社1社で構成され、主にEC・通販事業者へのソリューション事業及びアパレル、雑貨、化粧品・健康食品、旅行等の通信販売事業を展開しています。

事業セグメント

  • ソリューション事業: 通信販売事業者及びEC事業者向け通信販売代行事業を行っており、主な商材は物流代行サービス、決済代行サービス、マーケティングサポート、BPOサービス等です。
  • 通販事業: 通信販売事業を展開しており、主な商材はアパレル、インナー、雑貨等です。
  • eコマース事業: 個人向けeコマース事業を行っており、主な商材はブランド服飾雑貨、アウトドア用品、ナショナルブランド化粧品、雑貨、防災用品等です。
  • HBT事業: オリジナルブランド化粧品・健康食品等の販売事業、旅行の企画・販売事業を行っています。
  • グループ管轄事業: 当社グループ及びソリューション事業の物流事業、不動産賃貸事業、海外子会社の管理を行っています。

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野を持ち、EC・通販事業者への包括的なソリューションを提供できる点が強みです。

今後の展開・方針

報告セグメントの記載順序を変更し、事業の効率化と最適化を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは主に物流業務の効率化と物流インフラの機能強化を目的とした設備投資を行ってきました。特に、茨城県つくばみらい市の物流センター「SLCみらい」の新設と稼働に多額の投資を行い、全国通販3PL戦略の推進を支える物流センターへの投資も実施しています。これにより、情報処理能力の向上や物流機能の強化を図り、効率的な物流体制の構築を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (2,080百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 物流業務の効率化と物流インフラの機能強化を目的とした物流設備への投資1,280百万円、情報処理能力の向上を目的とした基幹システムへの投資152百万円
  • 2016-03-31 (391百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 情報処理能力の向上を目的とした基幹システムへの投資137百万円、物流業務の効率化と物流インフラの機能強化を目的とした物流設備への投資114百万円
  • 2017-03-31 (103百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 物流業務の効率化と物流インフラの機能強化を目的とした物流設備への投資48百万円
  • 2018-03-31 (227百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 物流業務の効率化と物流インフラの機能強化を目的とした物流設備への投資114百万円
  • 2019-03-31 (1,391百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 物流業務の効率化と物流インフラの機能強化を目的とした物流拠点開設用地及び物流設備への投資963百万円
  • 2020-03-31 (3,023百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 茨城県つくばみらい市の物流センター(SLCみらい)新設プロジェクトへの投資2,527百万円
  • 2021-03-31 (2,122百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 茨城県つくばみらい市において稼働した大型物流センター「SLCみらい」への投資1,599百万円
  • 2022-03-31 (852百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 全国通販3PL戦略の推進等に向けた物流センターへの投資610百万円
  • 2023-03-31 (330百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 物流業務の効率化と物流機能強化を目的とした投資及びシステム関連への投資273百万円
  • 2024-03-31 (590百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 物流業務の効率化と物流機能強化を目的とした投資及びシステム関連への投資536百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ