[8038] 東都水産 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは水産物卸売業を主たる事業とし、生鮮及び加工水産物の受託及び買付販売を行っています。また、冷蔵倉庫業、水産物の製造加工、不動産の賃貸等の関連事業も展開しています。

事業セグメント

  • 水産物卸売事業: 生鮮及び加工水産物の受託及び買付販売を行い、子会社㈱埼玉県魚市場、千葉魚類㈱が携わり、互いに商品の一部を売買しています。
  • 冷蔵倉庫及びその関連事業: 子会社㈱埼玉県魚市場、釧路東水冷凍㈱、豊海東都水産冷蔵㈱が冷蔵倉庫事業に携わり、水産物卸売会社の商品の保管役務を提供しています。また、釧路東水冷凍㈱、AERO TRADING CO.,LTD.が水産物の製造加工に携わっています。
  • 不動産賃貸事業: 当社及び子会社㈱埼玉県魚市場、SUNNY VIEW ENTERPRISE LTD.が不動産の賃貸、水産物卸売市場の開設に携わり、当社グループの会社に一部を賃貸しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な関連事業を展開し、グループ内でのシナジー効果を発揮しています。

今後の展開・方針

テキストに具体的な今後の展開・戦略の説明は含まれていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、設備投資は主に生産能力の増強や新規事業の展開、設備の更新に重点を置いて行われてきました。特に、冷蔵倉庫や物流センターの建設、漁業権の取得、情報機器の更新などを通じて、効率化と合理化を図る戦略が取られています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (763百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 埼玉県魚市場㈱のプレハブ冷蔵庫改築、冷却設備更新工事、東都水産㈱の船橋工場第2加工室改修
  • 2016-03-31 (297百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 千葉魚類㈱の塩冷・加工低温売場設置、AERO TRADING CO.,LTDのトレーラー購入、東都水産㈱の貸マンションのヒートポンプユニット更新工事
  • 2017-03-31 (1,933百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東都水産㈱の豊洲市場造作工事、㈱埼玉県魚市場の物流センター建築工事、東都水産㈱の船橋工場荷物用エレベータ新設工事
  • 2018-03-31 (2,563百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東都水産㈱の豊洲市場新サーバー構築、㈱埼玉県魚市場の物流センター建築工事、SUNNY VIEW ENTERPRISE LTD.の設備増改築
  • 2019-03-31 (604百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 東都水産㈱の豊洲市場新事務所の設備、AERO TRADING CO.,LTD.の漁業権、川越水産市場㈱の新規事業「生鮮漁港川越」建設工事
  • 2020-03-31 (1,124百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 東都水産㈱の豊洲市場内設備の増設、AERO TRADING CO.,LTD.の漁業権、川越水産市場㈱の小売店舗「生鮮漁港川越」建設工事
  • 2021-03-31 (486百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 東都水産㈱の電算システム構築、AERO TRADING CO.,LTD.の漁業権、㈱埼玉県魚市場の市場内設備の増設
  • 2022-03-31 (1,191百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: ㈱埼玉県魚市場の情報機器、豊海東都水産冷蔵㈱の第一工場冷却設備更新工事、AERO TRADING CO.,LTD.の漁業権
  • 2023-03-31 (1,482百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 東都水産㈱の電算室更新工事、㈱埼玉県魚市場の第一冷蔵庫冷凍設備更新工事、AERO TRADING CO.,LTD.の漁業権取得
  • 2024-03-31 (1,773百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 東都水産㈱の電算室更新工事、AERO TRADING CO.,LTD.の漁業権取得、東都水産㈱の賃貸マンション建替え

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ