[8039] 築地魚市場 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、水産物の卸売業及び水産物の売買を主要事業とし、附帯事業として冷蔵倉庫業務及び不動産賃貸業務を行っています。

事業セグメント

  • 水産物卸売業: 当社は生鮮加工水産物の委託及び買付販売を行い、共同水産㈱及び㈱キタショクは生鮮加工水産物の加工及び販売、築地市川水産㈱は生鮮加工水産物の販売を行っています。東市築地水産貿易(上海)有限公司は、中国向けの水産物の販売業務を行っています。
  • 冷蔵倉庫業: ㈱東市ロジスティクスは、当社所有設備により冷蔵倉庫業を営み、築地企業㈱は㈱東市ロジスティクスの冷蔵庫内の荷役作業を行っています。
  • 不動産賃貸業: 当社及び共同水産㈱は所有する不動産の一部を外部ならびに当社グループの会社に賃貸しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な水産物の加工及び販売を行うことで、国内外での販売網を持っています。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略の説明が含まれていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社は2015年から2025年にかけて、主に豊洲市場への移転に伴う冷蔵倉庫や水産物加工設備の新設・増強を行い、その後は基幹システムの入れ替えや冷蔵倉庫の機器更新を通じて効率化と設備更新を進めてきました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (重要な設備投資はありません)
    目的: 設備更新
    詳細: 当連結会計年度の重要な設備投資はありません
  • 2016-03-31 (11億90百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 豊洲市場内に多温度帯、多機能型の冷蔵庫を建設中
  • 2017-03-31 (41億85百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 豊洲市場内に新しい物流に対応する多機能型冷蔵倉庫を完成
  • 2017-03-31 (4億42百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水産物加工設備等を新設
  • 2018-03-31 (特記すべき事項はありません)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 豊洲市場内の冷蔵庫及び卸売設備への追加的な設備投資
  • 2019-03-31 (特記すべき事項はありません)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 豊洲市場での営業を開始するにあたり、冷蔵庫、卸売場及び事務所への追加的な設備投資
  • 2020-03-31 (特記すべき事項はありません)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 冷蔵庫、卸売場及び事務所への追加的な設備投資
  • 2021-03-31 (196百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム入れ替えに伴う投資
  • 2022-03-31 (319百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム入れ替えに伴う投資
  • 2023-03-31 (539百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 営業冷蔵庫の冷凍機器更新
  • 2024-03-31 (174百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 水産物卸売業では切り身加工用機械、冷蔵倉庫業ではフォークリフト、不動産賃貸業では給湯器の入替
  • 2025-03-31 (282百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 水産物卸売業では加工用機械、冷蔵倉庫業では冷蔵倉庫の修繕、不動産賃貸業では建物の大規模修繕工事

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ