[8244] 近鉄百貨店 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社と子会社6社で構成され、百貨店業、卸・小売業、内装業、不動産業などを展開しています。

事業セグメント

  • 百貨店業: 当社と㈱近鉄友の会が営んでおり、㈱近鉄友の会は前払式の商品売買の取次ぎを行っています。
  • 卸・小売業: ㈱シュテルン近鉄が輸入自動車の販売を、㈱ジャパンフーズクリエイトが食料品の製造・販売を行っています。
  • 内装業: ㈱近創が内装業を営んでおり、当社は内装工事等の発注を行っています。
  • 不動産業: 当社が営んでおり、主に保有する物件の賃貸を行っています。
  • その他事業: 近畿配送サービス㈱が運送業を営んでおり、当社は業務の委託を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野を展開し、各分野で専門的な子会社を持つことで、効率的な事業運営を実現しています。

今後の展開・方針

テキストには今後の展開・戦略に関する具体的な説明は含まれていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に各店の売場改装工事や施設改修工事を中心に設備投資を行ってきました。特に、あべのハルカス近鉄本店における改装工事や、POSシステムの更新に伴うソフトウエア開発など、販売能力の増強を目的とした投資が多く見られます。近年では、業務システムの更新や新店舗開設工事も行い、効率化と販売能力の向上を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-02-28 (3,360百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: あべのハルカス近鉄本店、Hoop、奈良店ほか各店における売場改装工事並びに上本町店ほかの施設改修工事
  • 2016-02-29 (3,086百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: あべのハルカス近鉄本店ほか各店における売場改装工事並びに施設改修工事
  • 2017-02-28 (6,018百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: あべのハルカス近鉄本店などの売場改装工事並びに施設改修工事等
  • 2018-02-28 (4,067百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 各店の売場改装工事及び施設改修工事並びに卸・小売業における新店舗開設工事
  • 2019-02-28 (6,033百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 各店の売場改装工事及び施設改修工事並びに各種業務システムの更新に伴うソフトウエア開発
  • 2020-02-29 (6,255百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 各店の売場改装工事及び施設改修工事並びに各種業務システムの更新に伴うソフトウエア開発
  • 2021-02-28 (3,534百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 百貨店業における事業用土地の取得、POSシステム更新に伴うソフトウエアの開発及び機器購入のほか、各店における売り場改装工事並びに施設改修工事
  • 2022-02-28 (4,248百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 百貨店業におけるPOSシステム更新に伴うソフトウエアの開発及び機器購入のほか、各店における売り場改装工事並びに施設改修工事
  • 2023-02-28 (2,911百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 各店における売り場改装工事並びに施設改修工事
  • 2024-02-29 (3,700百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 各店における売り場改装工事並びに施設改修工事

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ