[8255] アクシアル リテイリング の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、当社及び子会社11社で構成し、スーパーマーケット事業を主な事業の内容としております。当社は純粋持株会社であり、企業集団全体の経営管理、統括を行っています。

事業セグメント

  • 持株会社: アクシアル リテイリング(株)が当社グループ全体の経営管理、統括を行っております。
  • スーパーマーケット: (株)原信、(株)ナルス、(株)フレッセイがスーパーマーケットの経営を行っております。
  • 商品調達・間接業務: 原信ナルスオペレーションサービス(株)が当社グループ店舗で販売する商品の調達及び間接業務の集約処理を行っております。
  • 食品製造・加工: (株)ローリーが当社グループ店舗で販売する各種食品の製造、加工を行っております。
  • 自社開発商品: アクシアル レーベル(株)が当社グループ店舗で販売する自社開発商品の開発を行っております。
  • 小売: (有)原信ネットオーダーが各種商品の小売を行っております。
  • 不動産管理: 高翔商事(株)が不動産の管理を行っております。
  • 清掃・保険代理店業務: (株)原興産が当社グループ各社の清掃業務、保険契約に関する保険代理店業務を行っております。
  • 情報処理・ソフトウェア開発: (株)アイテックが当社グループ各社の情報処理及びソフトウェアの開発業務を行っております。
  • 印刷: 高速印刷(株)が当社グループ各社のチラシ広告、その他各種印刷物の作成、納入を行っております。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社は純粋持株会社として、スーパーマーケット事業を中心に多様な関連業務を統括し、効率的な経営管理を行っています。

今後の展開・方針

前連結会計年度末において連結子会社であった力丸流通サービス(株)は、2024年4月1日付で(株)フレッセイを存続会社、同社を消滅会社とする吸収合併を行い、事業の効率化を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、主にスーパーマーケットの新設や改装を通じて販売能力を増強してきた。近年では物流センターの拡張や食品工場の建設にも投資を行い、効率的な流通体制の構築を進めている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (64億73百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設4店舗、移転1店舗、改装2店舗の設備投資
  • 2016-03-31 (68億93百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設3店舗、改装4店舗の設備投資
  • 2017-03-31 (83億8百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設4店舗、改装3店舗、物流センター1か所の設備投資
  • 2018-03-31 (62億32百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設3店舗、改装4店舗の設備投資
  • 2019-03-31 (7,694百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 食品加工センター1か所、新設3店舗、改装3店舗の設備投資
  • 2020-03-31 (7,109百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設2店舗、移転新設1店舗、改装4店舗の設備投資
  • 2021-03-31 (8,599百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設2店舗、移転新設1店舗、改装3店舗の設備投資
  • 2022-03-31 (6,843百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設3店舗、改装5店舗の設備投資
  • 2023-03-31 (9,982百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設3店舗、建替2店舗の設備投資
  • 2024-03-31 (11,967百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設1店舗、移転新設2店舗、建替1店舗、改装2店舗、食品工場建設、物流センター拡張の設備投資
  • 2025-03-31 (7,907百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新設1店舗、移転新設1店舗、改装2店舗、本社移転新設の設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ